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ミドリの力。

8月末。
まだまだ気温は35度を超える暑い日。
ようやく10-8の夏休みがおわり、一人堂々と平日午前のおひとり様時間を楽しめるようになりました。
ミドリの力。_e0149587_15332608.jpg
ラマダン明け。
暑いけれど、心地よい緑の中。
ワタシは峠がとりわけ苦になるタイプではないようで。
大学生の頃は苦手だなと思ってたけれど、競うことをやめたら峠が楽しくなりました。
しんどかったら歩けばいい。と開き直ったことも大きいかもしれません。(滅多に歩かないけど)
何より、”ペダルさえ回してたら絶対に前に進む”というのが大きいかも。
前に進んだ暁には、絶対に峠のてっぺんにつく。それが結構、好きです。
ミドリの力。_e0149587_15365677.jpg
マイホームコースは峠が2個。
程よい斜度と長さ。時計回りでも楽しいし、反時計回りでも楽しい。ちょっと旧道にも逸れられる。
程よい湿気と川と山の間にはいい風が流れます。
チュルっと滑りさえしなければ、湿り気の多い道も好きです。
ミドリの力。_e0149587_15392600.jpg
ああ、緑に癒された。
帰りに自分の畑に寄って、二日に一度のお約束になりつつある、モロヘイヤ狩り。
モロヘイヤ、二日に一度は新芽をとってるのに、二日あれば元通り以上に成長して、採ってもとっても減らないどころかどんどん増えてる。
毎日モロヘイヤをモリモリ食べてる。
ゴーヤも、モリモリ食べてる。
最近のワタシはモロヘイヤとゴーヤからできてると言っても過言じゃないくらい、朝も昼も夜もモロヘイヤとゴーヤ。

目にも口にも心にも、みどり。
おかげで元気です。

# by cosset-cosset | 2025-09-01 06:20

これはダメだ。

この8月は、モノを見直す月間でした。
我が家は、小さい。
小さい家で、自宅兼アトリエをしているし、作っているカバンは小さくはない。
自宅兼アトリエ、というか自宅兼仕事場は、この西陣のエリアにおいて珍しいことはなく、なんなら準工業地域である西陣なら新参者の縫製業者でも何も言われないだろうと目論んで選んだ場所で、かつ小さい家は元織屋で、機織り機に比べればミシンの立てる音は問題はなく、近所からミシンの音や仕事のことでクレームが入ったことは、幸いなことに一度もない。(問題があるとすれば看板の類を出していないので、その辺りは近所に迷惑かけてるかな、と、時々思う)
これはダメだ。_e0149587_14490684.jpeg
アトリエは、触ったらどこに何があるか忘れるからあんまり整理整頓しないけれど、しないが故に、平気で1年2年前のモノがそのままだったりします。
ようやく、去年冬の東京展示受注会の受注分の制作がゴールを迎えそうで(迎えそうなだけで、まだゴールではない。いつでもいいって言ってくれた方、ごめんなさい、まだやってません)、ふと気づくと、去年の東京のままのものがその辺に。。。

家の方は、10-8が大きくなりどんどんとモノが増え。
ワタシは自分のモノはあんまり買わないのでそんなにモノが多いつもりはないけれど、8月は結構な量のゴミ袋を出しました。
ダメです。
ゴミは苦手です。

ワタシは父が46歳の時に亡くなっていて、自分もその年に近づいてきています。
よくある話だと思うのですが、なんかもしかしたら自分も46で、なんて考えたりすると余計に、身辺はこざっぱりしておきたいなと思ったりしているこの頃です。
過去の思い出は”いい思い出だった”とさっぱりし前を向きたいな、とアトリエに一歩入ると、こざっぱりとは無縁の景色。

捨てるのは、正直嫌です。
自分がせっかく稼いだお金で買ったモノだし、いっときでも心を潤わすアイテムとして手元にやってきたはずだから。
だからコゼバッグは長く使えるモノを作るし、お直しができる限り、する。
捨てるモノを減らすために丈夫なのを作るし、作った以上、捨てる回数が減らせるよう、修理では儲からないとブツブツ言いながらも、また1軍で使ってもらえるよう、努めています。

自転車が溢れかえる我が家は、南隣の家が留守宅に見えないよう、我が家の自転車と植木で生活感を出して賑わしてます。(家の持ち主の暗黙の了解済み)
それでもあふれる自転車に、北隣のお家のおばさんが”自転車うちの前に置いたらええよ”と優しい一言。
優しさに甘えてはいけないと思いつつ、甘えまくりです。

自分の私物をこざっぱりしつつ、コゼバッグの方も少しモノをどけたら”ああこんなものが!”と出てきてたりするので、ちょっと苦手だけれどオンラインショップを賑わすべきなのかもと思っています。

物の循環が良くなるように。
8月のテーマでしたし、今年のテーマになりそうだし、なんなら永遠のテーマになりそうです。






# by cosset-cosset | 2025-08-28 06:04

モグラ。

よくやった。
ほんと、よくやった。
10-8の夏休みは今日で終わり。
今年の夏休みも、子どもとよく遊んだ、と思う。
行きたいと言われるところへは行き、食べたいというものを食べに行った。
モグラ。_e0149587_14154244.jpg
川は、ほぼ毎週。合計5〜6回は行った。
飽きもせず、毎度1時間弱かけて出掛ける川遊びはどうかしてるぜと思うけれど、夏の終わりを感じた数日前の最終回はちょっとセンチメンタルでした。
モグラ。_e0149587_14180317.jpg
来年は、いよいよ中学生。もう、遊んでもらえないかもしれない。そう思うと、なんかちょっとでも”一緒に行けるなら行っとかないとな”と。(結構生まれた時からそう思ってて、なんなら幼稚園も親子通学できるところだったくらい、しつこかったかもしれない)
モグラ。_e0149587_14200813.jpg
浮き輪に身を委ね、川面に浮かぶ10-8を見てて、楽しく遊んだ今夏も良かった、と。
盆も過ぎた川の水は冷たく、ワタシは腰まで浸かりながら潜ったり浮かんだりを繰り返す10-8を見てると、視界の端に動くものが。
石垣を降りてくる小さめペットボトルくらいの黒い影。まっすぐ水辺に突進。
モグラでした。
水に入るのかな?と思ってみてると、泳いだ!
モグラって犬かきができるらしい。
ただ、目が見えてないモグラ。
溺れまいと(おそらくもぐら生で初の)必死の犬かきを見て、ワタシはモグラ救出に向かい、モグラを陸に上げました。

この夏頑張ったワタシのご褒美は、泳ぐモグラを見れたことと、生きてるモグラを触れたことでした。(今まで死んでるモグラしか見たことなかった)
川に通って良かった。

モグラ。_e0149587_14270858.jpg
そんな夏休みでした。
疲れた。

最後の川遊びスイーツはコメダでした。
モグラ。_e0149587_14274492.jpg
クリームソーダに、シロノワールに、最後に出てきたのはソフトクリーム付きかき氷。
ワタシは、ソフトクリームが食べたかっただけなのに。。。

明日から平常運転。
昼ごはんを作る呪縛から解き放たれて、開放感たっぷりです。

# by cosset-cosset | 2025-08-25 06:20

食い倒れる。

今年の夏休みはどこかへ行く予定を立てない代わりに決めた予算内で”食べる”を追求してみようとしています。
食べたい物リストをあげた夏休みはじめ。
いくつかの中にあったのは”美味しいたこ焼き”でした。
食い倒れる。_e0149587_06015384.jpg
せっかくなので、大阪までたこ焼きを食べに行くことに。
なんならめっちゃ食ってやろう、と20件ほどリストアップして挑んだ日。
(だが、ワタシは夜中より激しく腹を壊しており、全然乗り気じゃなかった日)
食い倒れる。_e0149587_06035220.jpg
大阪の街をひむ太郎的散歩をしながらたこ焼きを食べる方向性で。
食い倒れる。_e0149587_06051403.jpg
大阪は道頓堀。
たこ焼き店が通りの両脇に軒を連ね、それも10時代でもイートインできる。
めっちゃ食べてやる!と。
食い倒れる。_e0149587_06063560.jpg
意気込んだ割には、3軒目で”もうたこ焼きはいいかな”と。
たった3軒しか食べてませんが、わなかがワタシのお口には一番あってるような気がします。
インバウンドでごった返す道頓堀に疲れ、口がたこ焼き一色だったので、次はミックスジュースが飲みたい、と。
食い倒れる。_e0149587_06084558.jpg
街をぶらぶらしながらたどり着いた難波の駅のジューススタンドでミックスジュースを飲んでる時に、”あれ?難波って赤福のお店があったような気がするな”と思い出した。
というのも、食べたい物リストに”餅”があり、せっかくなら伊勢まで赤福食べに行こうかと計画しつつもなかなか近鉄特急に乗って出掛けるほど重い腰が上がらなかった我々。
ということで、
食い倒れる。_e0149587_06111286.jpg
難波高島屋の地下にある赤福の喫茶室で、赤福かき氷と出来立ての赤福を。(信じられないくらいの行列だったけれど、せっかくなので並んだのです)
かき氷の中に赤福が忍ばせてあって、それはそれは美味しそうに10-8は食べてました。
ワタシは腹を壊し中だったので赤福1個とお茶で十分。

20軒もたこ焼き食べる気満々だったけれど、全然食べられなかったし、時間がずいぶん余ったので新世界まで散歩しつつ、天王寺動物園へ。
食い倒れる。_e0149587_06125766.jpg
あれです。
道頓堀の激混みに比べたら新世界は混んでなかったし、天王寺動物園は次々に新しくなってきてて、前に訪れた時に比べて大阪っぽさがなくなり、今時な新しい動物園へと生まれ変わり中。

お腹痛いと言いながら、胃薬とビオフェルミンとストッパ飲みつつ食い倒れた大阪の街。
食べたい物リストに残るのは”うなぎ”と”世界の山ちゃん”。
今年の夏休みはこんな感じで。


# by cosset-cosset | 2025-08-18 06:15

ツバメを見に行く。

もう、何年も続いている”ツバメを見に行く”恒例行事。
日本での子育てを終え、東南アジアへ帰るツバメたちが定宿にしている葦原へ出かけます。
ツバメを見に行く。_e0149587_14244227.jpg
できれば、少しでも涼しい日に行きたい。
一雨パッと降って地面が熱くない日に行きたい、とか言ってると、ツバメは南へ旅立ってしまいそうだったので、意を決して一人でかけた夕方。
ひたすら千本通を南下して、国道1号とぶつかったら油小路を南下して。
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川にぶつかる手前でゴミの山と思われる蔦に覆われた広大な土地を迂回しつつ再び国道へ出て河川敷へ。
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家を出た時は”まだまだ時間があるぜ”と思ってたけれど、現着した時には太陽が沈むちょっと前。
危ないとこでした。
ツバメの寝ぐら入りが始まるまでにパパッと夕飯を食べ(河川敷で自転車乗る練習をしてる幼い子に”こんなとこでご飯食べてはるわ”と言われたけれど、夜ピクニックと思えば、別に変じゃないと思う)スタンバイ。

ツバメを見に行く。_e0149587_14305814.jpg
日が山の向こうへ沈みしばらく経った頃、第一軍がやってきました。
ほんと、どこから来るんだろう?と言うくらい、次から次と、ツバメが遥か遠くから現れます。
ツバメを見に行く。_e0149587_14320514.jpg
暗さが増せば増すほど、空が賑やかになり、黒点の数が増えます。(写真拡大できる人は拡大してみてください。ものすごい数のツバメが写ってます)
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で、少しずつ、河原の葦原に吸い込まれていきます。
終盤の方は空で大きな大きな塊になって、最後トルネードを描き、葦原に吸い込まれていきました。
最初の一軍が登場してから30分。
空は静かになりました。

すごかった。
ツバメが1匹もいなくなった空に飛んでるのは、たくさんのコウモリだけ。
ショーは終わり。

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上を見上げすぎて痛くなった首をさすりつつ、あとは来た道を帰るだけ。
夜風が気持ちよかった、って言いたいけれど、熱風にさらされ続けて、帰って飲んだハイボールがめちゃくちゃ美味かった。

親ツバメが先陣を切り徐々に南下して行くので少しずつ葦原のツバメの数は減るらしいけれど、夏中に、もう一度くらいツバメを見に行けたらな、と思う。

# by cosset-cosset | 2025-08-12 05:25