何にも考えずに出たワタシの答えは「変わらない事。」でした。
さらにちょっと前、電話がリンリンとなりました。
「チエちゃん、聞いてや〜。オレなあ スゴいねん。」と40歳を過ぎたオトコは話します。
「オレなあ、最近二十歳くらいの頃にバンドやってた奴らと最近たまに会うねんけど、会うヤツ会うヤツ『お前よー死んでへんなあ』って言われんねん。オレなあ スゴいねん。この20年間 死んでないねん」
一瞬笑いそうになりますが、その人は「死んでない事」を最大の美徳とし、40歳を超えてもまだブイブイ言わせてる事を電話で伝えてくれました。
かわらない事となくならない事。
変わりたくなくても、変わってしまう事があります。それはしょうがない。でも、芯がしっかりしていれば、表面的に変わっても、自分の中身は変わらずにいられると思います。
でも、芯をしっかりもつ事はとても難しく、表面を荒らすものは時に苦痛を伴います。そういうときはじっと耐えるのみ。時間というのは何をしていても過ぎてゆくもの。そして、事物というのは時として、時間が解決してくれるはず。
ワタシに「なくなっていない事」を電話で伝えてくれた彼にとって、芯にしている事は「死なずに長生きをする事」。どんなに自分を蔑むひとや、昔、けんかで自分をこてんぱんにしてきた相手も、みんな死んだらなくなる というのが彼の持論。
どうでしょう?
なんとなく共通項があるなと感じています。
コゼバッグにはワタシの安否を気遣って、お客さん以外にも自転車の世界に関わるヒトが頻繁に訪れてくれます。
ワタシがたった一人きりで自転車の業界で仕事をしている事を視察にやってきます。
先週末の事、
京都のDARWINからも刺客がやってきました。ワタシの京都時代のまあ、割と近くにいた彼はとんでもないとばっちりを受けた一人です。なので心おきなく色々と話が出来ます。
あまり東京にいると「毒を吐く」と「悪口」の区別がつきにくいので、その手の話は極力さけるようにしています。でも、気心しれた京都人には「毒を吐く」事ができます。
なので、遠慮なく、色々を話させてもらいました。
そして、週も変わり、荷物が届いたのです。
同封の手紙にちょっと感動しました。
「京都でも東京でも何も変わらない君の強さに驚きました」と。
はい 必死ですよ 小倉さん。
怖いので山の手より外には滅多に出ませんよ。
肝心の荷物の一部はコレ↓

お客さんに配られているというDARWINのZINと「DARWINの放送局」。ワタシは連休前に入手したのですが、付属のDVDはどうも聞く気になれず、放置。
でも、せっかくまた送ってくれたので、縫い物をしながら聞きました。
「ああ この人も変わらないな」
京都メッセンジャーKAZEの半田氏の滑舌の悪い話し声を約1時間、聞く事が出来ます。
持ち続ける情熱が本当に変わらない。10年も。
テキトーにあげてください とあるので、5セット、誰かにあげます。