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カバン屋を始めてからつくづくしみじみ思うのは、いくら個人経営のカバン屋であれど、”ものすごくゴミが出る”ことです。
小さなパターンを合わせるバッグではなく、比較的大きなパターンで大きなバッグを作ってるのでハギレも多く、縫えば縫ったで糸の端っこの実際の縫製に使えない糸が大量に。テープやマジックテープ、トリムなども同様に、使える部分と同じくらいの”余分”が出ます。
おそらく、食事でも同じですね。

”サスティナブルなものづくり”と言う言葉に惹かれます。
ただ、コゼバッグのバッグに使われる資材の多くはとても環境に配慮した資材ではなく、サスティナブルという言葉には程遠いような気もしますが、”持続可能な”と言う意味において、どうしたらゴミになる部分を減らせるか、日々模索しています。

そんな中、密かに始めてるのが”ステナイハギレ”と言うコゼバッグ個人プロジェクト。
もっと大々的に動くべきでしょうが、”サスティナブルなものづくり”は捨てる部分を再生させることだと思うので、お値段以上の手間がかかっています。小さなハギレすら取っておくように、小さなマジックテープのかけらすら取っておくように心がけることで、処分するべきものを減らして再生させる。
それがモノを作ることを生業にする人間のできるささやかな可能性だと思います。

とはいえ、作っても売れなければいけません。
そして今回のはサスティナブルでもなく普通の真っ黒です。
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ポーチ ワイドタイプ 真っ黒ツギハギなし。
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ポーチについてはコゼバッグのウェブサイトをご覧ください。
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コーデュラの黒を用いたバッグはよく作りますが、そのハギレはその色ゆえになかなか継ぎにくい。
ある程度の大きさのをまとめておいて、ポーチにしました。
コゼバッグのウェブショップに黒を2点追加しました。
やはり通販には抵抗がありますが、再生したものを流通させなければ何も意味はない、そう思うので、ぼちぼち作っては挙げていこうと思っています。
そしてポーチやレジャーシート類だけでなく、もう少し来年度から幅を利かせたウェブショップにするつもりでいます。


とはいえ、
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日々蓄積されるハギレの幅を揃え、塩梅よいツギハギ生地の見た目をこしらえるには膨大な時間と労力が要ります。
ある程度貯めないと思い腰は上がらないしたくさんの色数にならないし見た目があんまりです。でも、貯めるとものすごく手間になる。

サスティナブルって手間とエネルギー(時間イコールお金)がものすごくかかります。
個人規模のコゼバッグでさえ”大変だ!”と思うので、中小企業がサスティナブルなことができるかというと、それは社長さんの方針次第かと思います。

まあ、ただ”サスティナブル”っていう流行りの言葉を使ってみたかっただけです。
でも、これだけは言えます。
安易に買うのではなく、できるだけ長持ちするものを買う。買う側の一工夫でも意識は変わりますし、提供する側も、手間をかけてでも10年後20年後を見据えたモノづくりとその環境づくりを心がける。
それだけでモノの見え方がぐんと変わると思います。

そしてコゼバッグにもウェブショップがあるんですよ、とお伝えしたかっただけです。
一年以上ぶりに商品をあげた(それも黒2点だけ)お知らせでした。

# by cosset-cosset | 2019-11-07 05:14

今後の悩み。

我が家はよその家に比べて”自転車移動の距離がはるかに長い”と言われます。
”遠くへ行きすぎや”とも。
確かに、我が家は市バスに乗るにはとても便利な立地ですが、市バスに乗るのは数ヶ月に一度くらいでしょうか。基本的に自転車で行けるところへは自転車で。電車に乗らなきゃいけない時は駅まで自転車で。

この連休。10-8が友達と待ち合わせたと言う植物園へ行く道中も、
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安全に考慮し、自転車レーンを北に向かってスイスイと漕いで行きます。
風の強い日。向かい風と緩やかな上り坂。

植物園まで半分来たくらいで、”疲れた。手が痛い。乗せて”と言うので、
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回収です。
それも”今から遊ばなくちゃいけないから、今疲れちゃったら困るじゃん”と言う立派な言い訳付きで。

そして、
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植物園でお友達と合流し(写真は待ち合わせる前に一眠りするワタシです)ピクニックを楽しんだ後は、
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再び帰り道。賀茂川を北上する友人一家とは反対に我が家は南へ。
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緩やかな下り坂。そして背中を押す強風。絶好調です。
出町柳あたりでは、毎日通学で通る道なので、後ろから”横断歩道渡って左や!”とか叫ばなくても勝手知ったるわが道で、難なく御所へイン。
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御所でも絶好調。
ただ、砂利が深くなり、轍を通るのが難しくなったところで”疲れた。乗りたい”と。。。
そして回収です。

多分植物園まで5kmほどあります。
6歳になったとはいえ、普通に移動する距離ではないのかもしれません。
回収するにしても、今はまだ10-8の自転車が小さいのでロングテールバイクに乗せられますが、近い将来自転車を買い換えたら乗せられません。もしかすると前後輪外したら乗せられるのかもしれませんが、その時にはおそらく10-8がチャイルドシートに入らない。
ただでさえ、”自分で行きたい”と言う時には、行くルートに気を配らなくちゃいけないし、移動時間も倍を覚悟して準備しなくてはいけません。


世間の皆さんがどうしているのかとても不思議です。
それよりそもそもの自転車移動距離が我が家は長すぎると指摘されたりもしますが、車の運転がとても苦手で車酔いも激しいので自動車にシフトする気は無い。
困ったなあ、と言う話です。



# by cosset-cosset | 2019-11-05 04:45

優しさの証

”ようやく来ることができました”
とおっしゃっていただいたのが印象的な同じ歳の男性。
”二つオーダーしようと思います”
そしてサイズ的に推しのサイズをオススメし、色もバッグ二つ分。
そしてファスナーや細かな仕様は二つ同じで。
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いい色です。
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こちらもいい色。
お客さんの雰囲気に合う色です。
ガールフレンドがどちらを選んでもいいように、二つのバッグはユニセックスな色合いで、作ってる最中に”おそらくお二人の雰囲気はすごく似てるような気がするな”と思ったのです。彼はかなり優しい。優しさの証のバッグです。
まあ、実際に彼女に会ったことはないのですが、いつか会うことがあれば”パッ”と一瞬で気づくような、そんな気がするバッグです。
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ファスナーは、マチの開くタイプを。
バッグの開口部全部を覆うタイプと二つのタイプがあります。どちらがいいとは言いがたく、これはもう、好みの問題です。

アトリエにはまだいくつかバッグを作る在庫がありますが、一番上のバッグのポケットに使用した紫色はメーカーが色を作るのをやめてしまい、すでに仕入先さんには在庫がない状況です。まだ作れる、とストック量を確認しながら注文を受けていますが、仕入先さんのあるだけ全部を買い占めた去年からちょいちょいちょいとバッグに仕立てて減り続けています。
ワタシはムラサキ好きなので、自分の分を作るか非常に迷いどころですが、背負う体は一つなので、いつか自分の新しいバッグを作るタイミングが来た時に生地が残っていればムラサキを使おうと思っています。

とはいえ、お客さんで”このムラサキを使いたい!”という方は、あんまりのんびり”いつか”のタイミングを逃すと色がなくなる可能性が大です。
コーデュラでムラサキに似た色は新発売されていません。茶色も実はメーカーでは製造中止したのですが、”コヨーテブラウン”(だったと思う)といういい名前のちょっとだけ色合いが変わった同系統の茶色が新発売されたので、そんなに問題はないかと。
帆布のムラサキはいくつか色がありますが、色褪せしやすい最大の弱点が。
コーデュラのムラサキ、気になる方はお早めに。

# by cosset-cosset | 2019-10-31 04:53

朗らかな会話。

土曜日。
ツレに手伝ってもらって撮影を。
お客さんのバッグの写真は三脚立てて自分で背負ってセルフシャッター切ってますが、ウェブ用写真は一人より二人の方が客観的意見がもらえるので、なるべく二人でやりたいところ。
雨が続いたりツレが出張で不在だったり、そして最もなのはワタシの気持ちが上がらなかったのもあってなかなか進まなかったものの、急に上がってきて天気予報は撮影にぴったりの曇り予報。朝から”今日こそ撮影するぞ”と気合を入れて。

家内制手工業。
カメラマンもモデルも自分たちで。
スタジオすら持たないので、路地を活用。

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ヤイヤイ言って撮影してると、路地的朗らかな観客が。
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”アンタ、こんな厚い生地を縫うてるんか?”
”ミシンが動力やから縫えるんやな”
”ええ色やな”
”こんなゴツいもんよう縫えるなあ”

おそらく、こんな朗らかな会話は100回は聴いてる。
毎回褒めてくれておおきにです。

路地を占領すのもアレなので、チャッチャッチャと撮りたいけれど、いつもこうやって朗らかな会話させてもらえて幸せです。

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二人で撮影はしたものの、ここからが一番面倒で苦手な編集作業です。
進みません。。。。
カバン屋の仕事が”かばんを作るだけ”だったらどんなに良かろうか、と思う反面、何しに一人でやってるんだと思うと、苦手とか言ってられません。

トート型メッセンジャーSサイズとMサイズの間のサイズはフロントラックにぴったりです。
サイズ感が絶妙にいいんです。
そういうことを文章に書いて写真で説明するって、なんて難しいのでしょう。






# by cosset-cosset | 2019-10-28 04:51

桃源郷。

このタイミングを逃すと、もしかするともう一生行かないかもしれない、そう急に思い立ち、10-8を送った際には先生に”先生、今日ワタシは携帯電波の届かないところへ行くので、もし10-8に何かあったらメールください。2時間に一度は電波の入るところにいるはずなので、チェックしますから”と伝えました。

出発して2時間ちょっと後。
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四方を山に囲まれた廃村へ。
何もない。
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いや、何もないことはありません。
雨戸の閉まった茅葺き屋根の家が数件。
人が生活している気配はありません。
畑には作物が植わってるので、通いで農業をしてる方はおられるようで。
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音といえば、風の音と川を流れる水の音と、鳥の鳴き声のみ。
悩みの耳鳴りも自然の雑音に紛れて気分がいい。


デジタルデトックス。
心と体のリフレッシュ。


と言えども、時々親である自覚がチラッチラッと。
もし活動中に10-8が何かあった場合、すぐに駆けつけられないのは良くない。
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チャチャっと自転車漕いで電波圏内へ。


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途中見つけた可愛い飼いイノシシちゃん。

季節は京都市内より三週間くらい先を行ってるっぽいので、紅葉も始まりかけてますし、前に来られたタイミングは8年前。次に来ることができるのはいつだろうか。。。。
峠を登る体力気力タイミング。
今の時点でさえ、もう桃源郷のその先へ冒険することが難しい。





# by cosset-cosset | 2019-10-24 05:01