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<   2019年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ファスナーの話。

2019年のコゼバッグ的新しいことといえば、”ファスナー”です。
現代においてファスナーなんて全然珍しくも画期的でもないのですが、コゼバッグはシンプルかつあっさりした仕様の自転車用バッグを作ってるので、ファスナーは付けない主義でした。
が、色々な偶然とチャンスが巡ってきたおかげでファスナーに俄然詳しくなり加工技術も習得し、詳しくなったからには”加工したい縫い付けたい”と思うようになった次第です。

加工と縫製は問題ないのですが、”使いやすいファスナーの追求”はまだまだ未熟です。使いやすさは人それぞれですし、YKKが作る(おそらく何万という組み合わせの)ファスナーの種類やスライダーと呼ばれる持ち手部分の大きさの選択が非常に難しい。普段使ってるファスナーの製品でも、”手にあってる大きさと形”は人それぞれ。なので、コゼバッグ的に”これが1番!”というものを選別することが難しいのが悩みです。
”シンプルかつあっさり”
というコンセプトにファスナーが適しているか、いまだに微妙なところがあるのが正直な心の声です。

ですが、ファスナー加工を始めたことでお客さんの選択肢はグンと増えます。増えることがいいことか悪いことか分かりませんが、選べるのはとてもいいことだと思います。妥協がなくなる。よりその人の”欲しい”にあった物が作れる。

加工を始めてみて思うのは、ファスナーのニーズが多いのはやはりトート型メッセンジャー。
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マチを完全に閉じてしまうタイプと、
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マチの両端を開けておくタイプ。
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どちらが使いやすいとかは、ワタシ個人の判断では分かりません。
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加工のしやすさでいうと当然どちらかに軍配が上がりますが、公に述べることではないような気がするので明らかにはしません。

マチを閉じるタイプのファスナーだと、スリや荷物の落下の心配が皆無になるので安心感は抜群ですが、ファスナーの耳の色によってはバッグの中が暗くなってトート特有の良さが失われてしまうデメリットも。
マチを開けるタイプはダブルファスナーにすべきかいまだに迷います。右掛け右利き、右掛け左利き、左掛け右利きと左掛け左利き、ショルダーベルトの左右を選べるコゼバッグにとって、バッグを背中から前に持ってきてスライダーを開けるその仕草がいかにスムースに運べるか、オーダーをいただいたお客さんといろいろ検討しながら作っていますが、これはもうダブルにした方が早いだろう、と最近は結論づいてます。
が、まだまだ迷走中。

ファスナーをつけてもバッグの口につけるカチッとは付いてきます。
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これがあるのとないのでは大違いです。
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不要であれば付けませんが、バッグに入らない荷物やジャケットをこうやって止められます。



ファスナー加工、マチを閉じるも開けるもどちらも2500円(税別)〜のオプションです。
ショルダーベルトの交換やそこ角の穴の修理と合わせてもお受けできます。

フレームバッグへの取り付けは、フレームバッグ自体が時価(ざっくりとバッグの大きさと作るのにかかる時間給プラス材料代)なので上記の2500円は参考価格です。
他のバッグへの加工はしたことがありません。


未開の地への挑戦はいつだってドキドキワクワクです。
来週20日からの東京展示受注会のお知らせにも”今年の新しいこと”に”ファスナー始めました”と書いておきながらもどこにも詳しくお知らせしていませんでした。
バッグのオーダーやお直しの参考になればと思います。


by cosset-cosset | 2019-12-12 04:50
ちょっとした隙間時間に山を歩くようにしています。授業の前に1時間ちょっととか。(80分も椅子に座らされる前に自然を満喫すると、かなり満たされて授業に集中できます。もしかするとそれは仕事でも同じことが言えるかもしれません。おすすめです。)

半月ほど前にいつも歩くコースの木の枝にお知らせがぶら下がっていることに気づきました。
トレイルランニングのレースが開催されるお知らせでした。
それも実行委員長は知ってる人でした。
そうか、トレランか。
もうそんな時期か。
そう、20年ほど前にワタシも出場したことがあります。
京都の東の山の中を北から南へ30kmも走ります。
30kmほど走るのだけれど、大体フルマラソンと同じくらいの時間がかかると言われていて、ワタシはトレラン30kmの後に初フルだったので時間の目安になったのと同時に、本当にフルマラソンはその時間で走り切って、かなり納得した記憶があります。

ちょっと興味が湧いたので、見に行くことに。
一人で行くつもりが3人構成で。
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3人ならばもっと応援しやすい場所へ行けば良かったと後悔した山の中。
カサカサ落ち葉を踏み締めて。
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疲れたらコビトを乗せて歩いて登って。


山を登ってたどり着いたコースではコーススタッフが知ってる人で、解説付きで応援です。
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山のコース上に応援がいると想定してないからか、走る人がみんな笑顔なのが印象的でした。
我々がいたのはスタートから5kmほどのところ。
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トップグループはみなさん本当にしっかりした足取りで、めちゃくちゃ早いペースでしたし、ワタシの古い記憶では自分は1個目の上りで割とヨレヨレヘロヘロになった記憶があるのですがみなさんしっかりとレースを楽しんでおられました。

最近山ですれ違うトレランの方々はみなさん装備もしっかりしてるし昔の汗臭い泥臭いイメージを払拭するような格好の方ばかりで、レースを見て”みんなおしゃれさんやな”と改めて思いました。
さすがに裸足のランナーはいませんでしたが(京都マラソンでは数人いた!)ワラーチが二人。どんな足裏なんだろうと興味津々です。
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1000人のランナーを見送って、”トレランて格好いいなと思った反面、やったら楽しそうだけれどレースはごめんやな”と思ったのです。
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どうしてこんなマイペースになってしまったんだろうか、と不思議でなりません。かつてはワタシも同じレースに出て走ってたのに、、、、

トレラン、来年も応援に行こうと思います。
出はしません。
今年はちょっと装備が甘すぎて寒かった。重装備で応援セットも持って、また来年です。


by cosset-cosset | 2019-12-09 05:02

遠く遠くへ。

昨日はとある雑誌の取材でした。
ライターさんは11年前の東京時代にお会いした人。カメラマンさんは6年前に10-8がお腹にいるときにお会いした人。
長く時を経て。
カラカラと笑って老眼鏡の話で花が咲き、ちょいちょい登場する10-8のチャチャ入れに相槌を打ちつつ、しっかり閉めるところは閉めて。
どうしようもなく散らかったアトリエを映えるようにスタイリングしつつ、パパッと手際のいいプロの仕事を見せてもらいました。
東京時代とか10-8が生まれる前のこととか遠い話すぎて”その頃自分はどんなだったか”全く覚えてないけれど、最後ライターさんが”全く変わっておられですね”と(ある意味いい意味でも悪い意味でもとれるような、、、)セリフを残して帰られたのが印象的でした。

取材前も取材後も、結局なんの取材なのかあんまりわからなかったけれど、畏まらず作らず嘘つかず自然でまっすぐいればいつでもそのままの自分でいられる気がします。
どんな誌面になるのかは、お楽しみです。

話変わって。
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先日作らせてもらったトート型メッセンジャーSサイズ。
とてもシンプルであっさりと。
最近難しいのばっかり(というとお客さんにごめんなさいですが)作ってるので、こういうあっさりしたシンプルなトートは潔くて気持ちいい。
多分自分もちょっと余裕ができてきちんと自分仕様のバッグを作ることができるようになったら、こういうの作るだろうな、と思ったバッグ。
遠く遠くへ旅立ちました。
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遠くのお客さんにも近くのお客さんにも、このフリーペーパーcycleをバッグと共にお渡しするようにしています。最新号が届いたのでお客さんのバッグに入れて。
梱包前にじっくり見ていると、なんと、ワタシのお気に入りの地”水尾”へ自転車へ行くプチ旅行が特集されています。
水尾では柚子を購入するだけじゃなくて、実は鳥の水炊きやすき焼き、柚子風呂をちょっと変わったシステムでお楽しみすることができます。お友達の少ない我が家は最小催行人数に達することが難しいのでその”お楽しみ”を楽しんだことはないのですが、旅行に来られる方やお友達の多い方はぜひお楽しみいただきたい。
そして水尾へのアクセス方法(と言っても水尾へは道が一本しかありません)が載っています。
今回のcycleは表紙のタイトルの字体もいつもと違いますし、何よりこの時期からオススメの水尾が載ってますし、ぜひお手にとって見ていただきたい内容です。

遠く遠くへ気持ちと思いと美味しさと。


この二つの写真は本当は外で撮りたかったけれど、工事の前哨戦であるコンクリートカッターで掘り返すところをカットしている最中で、せっかく曇りのいい日だったのに外で撮影できず残念な限りです。
音が写真と共に載せられたら、ミシンの50cm向こうから聞こえるあまりの爆音に遠く無の境地に陥ること間違いなしです。

by cosset-cosset | 2019-12-05 04:58

前の土曜日のこと。

工事が遅れにおくれ、木曜日の夜に”明日この部分を、そして土曜日お宅の前を掘らせてもらいます”とガス会社のお兄さんが伝えにきてくれました。


土曜日といえば、コゼバッグが唯一表向き営業している日です。
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土曜日、大丈夫やろか、、、と案じていると、案の定、とんでもありませんでした。
ミシンは窓を向いています。窓のすぐそこでとんでもない工事が行われていました。

玄関を出ると
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ボーイが大好きなショベルカーが。
それも路地サイズで超コンパクト。
ショベルカーでコンクリートを破り、作業員の人力で地中深くのガス管を掘り起こしていきます。
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写真の左側のタイヤの向こう側すぐがワタシのミシン。
ミシンから50cmほどのところでゴリゴリコンクリートを破り、スコップで穴を掘る音を聞いていては、当然仕事になりません。。。
”火気厳禁”ですが、ミシン仕事にはライターが付き物です(糸切りバサミでちょろっと出た糸をライターで炙って玉止めがわりにします)。ミシンの50cm先でガス交換、それもアトリエに引かれた光回線が外から窓の隙間を通って回線を通せるほどスカスカですので、何かの拍子に事故が起きても困ります。

さらに、お客さんの心配が。
路地を、入れない。
それに、玄関まで来られない。
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困りました。
そして、お客さんに連絡し、路地の外で納品させてもらいました。
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納品させてもらったバッグの詳細はまた後日書かせてもらうとして(外で納品なんて失礼なことすみませんでした!)、大切なことがもう一つ。
今回は我が家の前のガス工事で、T字の路地のTの半分が終わりました。そしてなんと、再び次の金曜日と土曜日にTの残りの半分が。
我が家の前を掘るのは終わりましたが、今回の工事の流れをみてると、次の土曜日は我が家の前にショベルカーが鎮座することになりそうです。

路地って、自分の家と公道との境が曖昧で本当に敷地のギリギリをガス管が通っているので、思いの外ドキドキハラハラな工事でした。
次の土曜日もおそらく賑やかになりそうな予感。
そして日を開け(いつかは未定)掘ったところを一時的に埋め戻したところを今度は路地全部のコンクリートを綺麗に舗装し直す工事が待ってます。

完全に営業妨害ですが、塩ビのガス管で安心の暮らしのためには仕方がありません。
次の土曜日はコゼバッグに、とお思いの方はちょっと工事のことを念頭に置いておいてくださるといいかもしれません。
(小型ショベルカーに興味のあるボーイの親御さんなら絶好のタイミングだと思います。)

ついでに言うと、ガス管は戦前から変わっておらず、戦後70年を超えてようやく交換となりました。水道管は、路地全体で使うのに戸建て用の細い水道管が地面下を走ってるため、ガス工事が終わり綺麗にコンクリートが敷かれ、また数年後に次は水道管の交換が待っています。掘っては埋めて、埋めては綺麗にして。一回でまとめてやってしまったらいいのに、と思ってしまいます。



by cosset-cosset | 2019-12-02 05:05