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カテゴリ:未分類( 1381 )

ファスナーの話。

2019年のコゼバッグ的新しいことといえば、”ファスナー”です。
現代においてファスナーなんて全然珍しくも画期的でもないのですが、コゼバッグはシンプルかつあっさりした仕様の自転車用バッグを作ってるので、ファスナーは付けない主義でした。
が、色々な偶然とチャンスが巡ってきたおかげでファスナーに俄然詳しくなり加工技術も習得し、詳しくなったからには”加工したい縫い付けたい”と思うようになった次第です。

加工と縫製は問題ないのですが、”使いやすいファスナーの追求”はまだまだ未熟です。使いやすさは人それぞれですし、YKKが作る(おそらく何万という組み合わせの)ファスナーの種類やスライダーと呼ばれる持ち手部分の大きさの選択が非常に難しい。普段使ってるファスナーの製品でも、”手にあってる大きさと形”は人それぞれ。なので、コゼバッグ的に”これが1番!”というものを選別することが難しいのが悩みです。
”シンプルかつあっさり”
というコンセプトにファスナーが適しているか、いまだに微妙なところがあるのが正直な心の声です。

ですが、ファスナー加工を始めたことでお客さんの選択肢はグンと増えます。増えることがいいことか悪いことか分かりませんが、選べるのはとてもいいことだと思います。妥協がなくなる。よりその人の”欲しい”にあった物が作れる。

加工を始めてみて思うのは、ファスナーのニーズが多いのはやはりトート型メッセンジャー。
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マチを完全に閉じてしまうタイプと、
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マチの両端を開けておくタイプ。
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どちらが使いやすいとかは、ワタシ個人の判断では分かりません。
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加工のしやすさでいうと当然どちらかに軍配が上がりますが、公に述べることではないような気がするので明らかにはしません。

マチを閉じるタイプのファスナーだと、スリや荷物の落下の心配が皆無になるので安心感は抜群ですが、ファスナーの耳の色によってはバッグの中が暗くなってトート特有の良さが失われてしまうデメリットも。
マチを開けるタイプはダブルファスナーにすべきかいまだに迷います。右掛け右利き、右掛け左利き、左掛け右利きと左掛け左利き、ショルダーベルトの左右を選べるコゼバッグにとって、バッグを背中から前に持ってきてスライダーを開けるその仕草がいかにスムースに運べるか、オーダーをいただいたお客さんといろいろ検討しながら作っていますが、これはもうダブルにした方が早いだろう、と最近は結論づいてます。
が、まだまだ迷走中。

ファスナーをつけてもバッグの口につけるカチッとは付いてきます。
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これがあるのとないのでは大違いです。
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不要であれば付けませんが、バッグに入らない荷物やジャケットをこうやって止められます。



ファスナー加工、マチを閉じるも開けるもどちらも2500円(税別)〜のオプションです。
ショルダーベルトの交換やそこ角の穴の修理と合わせてもお受けできます。

フレームバッグへの取り付けは、フレームバッグ自体が時価(ざっくりとバッグの大きさと作るのにかかる時間給プラス材料代)なので上記の2500円は参考価格です。
他のバッグへの加工はしたことがありません。


未開の地への挑戦はいつだってドキドキワクワクです。
来週20日からの東京展示受注会のお知らせにも”今年の新しいこと”に”ファスナー始めました”と書いておきながらもどこにも詳しくお知らせしていませんでした。
バッグのオーダーやお直しの参考になればと思います。


by cosset-cosset | 2019-12-12 04:50
ちょっとした隙間時間に山を歩くようにしています。授業の前に1時間ちょっととか。(80分も椅子に座らされる前に自然を満喫すると、かなり満たされて授業に集中できます。もしかするとそれは仕事でも同じことが言えるかもしれません。おすすめです。)

半月ほど前にいつも歩くコースの木の枝にお知らせがぶら下がっていることに気づきました。
トレイルランニングのレースが開催されるお知らせでした。
それも実行委員長は知ってる人でした。
そうか、トレランか。
もうそんな時期か。
そう、20年ほど前にワタシも出場したことがあります。
京都の東の山の中を北から南へ30kmも走ります。
30kmほど走るのだけれど、大体フルマラソンと同じくらいの時間がかかると言われていて、ワタシはトレラン30kmの後に初フルだったので時間の目安になったのと同時に、本当にフルマラソンはその時間で走り切って、かなり納得した記憶があります。

ちょっと興味が湧いたので、見に行くことに。
一人で行くつもりが3人構成で。
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3人ならばもっと応援しやすい場所へ行けば良かったと後悔した山の中。
カサカサ落ち葉を踏み締めて。
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疲れたらコビトを乗せて歩いて登って。


山を登ってたどり着いたコースではコーススタッフが知ってる人で、解説付きで応援です。
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山のコース上に応援がいると想定してないからか、走る人がみんな笑顔なのが印象的でした。
我々がいたのはスタートから5kmほどのところ。
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トップグループはみなさん本当にしっかりした足取りで、めちゃくちゃ早いペースでしたし、ワタシの古い記憶では自分は1個目の上りで割とヨレヨレヘロヘロになった記憶があるのですがみなさんしっかりとレースを楽しんでおられました。

最近山ですれ違うトレランの方々はみなさん装備もしっかりしてるし昔の汗臭い泥臭いイメージを払拭するような格好の方ばかりで、レースを見て”みんなおしゃれさんやな”と改めて思いました。
さすがに裸足のランナーはいませんでしたが(京都マラソンでは数人いた!)ワラーチが二人。どんな足裏なんだろうと興味津々です。
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1000人のランナーを見送って、”トレランて格好いいなと思った反面、やったら楽しそうだけれどレースはごめんやな”と思ったのです。
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どうしてこんなマイペースになってしまったんだろうか、と不思議でなりません。かつてはワタシも同じレースに出て走ってたのに、、、、

トレラン、来年も応援に行こうと思います。
出はしません。
今年はちょっと装備が甘すぎて寒かった。重装備で応援セットも持って、また来年です。


by cosset-cosset | 2019-12-09 05:02

遠く遠くへ。

昨日はとある雑誌の取材でした。
ライターさんは11年前の東京時代にお会いした人。カメラマンさんは6年前に10-8がお腹にいるときにお会いした人。
長く時を経て。
カラカラと笑って老眼鏡の話で花が咲き、ちょいちょい登場する10-8のチャチャ入れに相槌を打ちつつ、しっかり閉めるところは閉めて。
どうしようもなく散らかったアトリエを映えるようにスタイリングしつつ、パパッと手際のいいプロの仕事を見せてもらいました。
東京時代とか10-8が生まれる前のこととか遠い話すぎて”その頃自分はどんなだったか”全く覚えてないけれど、最後ライターさんが”全く変わっておられですね”と(ある意味いい意味でも悪い意味でもとれるような、、、)セリフを残して帰られたのが印象的でした。

取材前も取材後も、結局なんの取材なのかあんまりわからなかったけれど、畏まらず作らず嘘つかず自然でまっすぐいればいつでもそのままの自分でいられる気がします。
どんな誌面になるのかは、お楽しみです。

話変わって。
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先日作らせてもらったトート型メッセンジャーSサイズ。
とてもシンプルであっさりと。
最近難しいのばっかり(というとお客さんにごめんなさいですが)作ってるので、こういうあっさりしたシンプルなトートは潔くて気持ちいい。
多分自分もちょっと余裕ができてきちんと自分仕様のバッグを作ることができるようになったら、こういうの作るだろうな、と思ったバッグ。
遠く遠くへ旅立ちました。
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遠くのお客さんにも近くのお客さんにも、このフリーペーパーcycleをバッグと共にお渡しするようにしています。最新号が届いたのでお客さんのバッグに入れて。
梱包前にじっくり見ていると、なんと、ワタシのお気に入りの地”水尾”へ自転車へ行くプチ旅行が特集されています。
水尾では柚子を購入するだけじゃなくて、実は鳥の水炊きやすき焼き、柚子風呂をちょっと変わったシステムでお楽しみすることができます。お友達の少ない我が家は最小催行人数に達することが難しいのでその”お楽しみ”を楽しんだことはないのですが、旅行に来られる方やお友達の多い方はぜひお楽しみいただきたい。
そして水尾へのアクセス方法(と言っても水尾へは道が一本しかありません)が載っています。
今回のcycleは表紙のタイトルの字体もいつもと違いますし、何よりこの時期からオススメの水尾が載ってますし、ぜひお手にとって見ていただきたい内容です。

遠く遠くへ気持ちと思いと美味しさと。


この二つの写真は本当は外で撮りたかったけれど、工事の前哨戦であるコンクリートカッターで掘り返すところをカットしている最中で、せっかく曇りのいい日だったのに外で撮影できず残念な限りです。
音が写真と共に載せられたら、ミシンの50cm向こうから聞こえるあまりの爆音に遠く無の境地に陥ること間違いなしです。

by cosset-cosset | 2019-12-05 04:58

前の土曜日のこと。

工事が遅れにおくれ、木曜日の夜に”明日この部分を、そして土曜日お宅の前を掘らせてもらいます”とガス会社のお兄さんが伝えにきてくれました。


土曜日といえば、コゼバッグが唯一表向き営業している日です。
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土曜日、大丈夫やろか、、、と案じていると、案の定、とんでもありませんでした。
ミシンは窓を向いています。窓のすぐそこでとんでもない工事が行われていました。

玄関を出ると
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ボーイが大好きなショベルカーが。
それも路地サイズで超コンパクト。
ショベルカーでコンクリートを破り、作業員の人力で地中深くのガス管を掘り起こしていきます。
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写真の左側のタイヤの向こう側すぐがワタシのミシン。
ミシンから50cmほどのところでゴリゴリコンクリートを破り、スコップで穴を掘る音を聞いていては、当然仕事になりません。。。
”火気厳禁”ですが、ミシン仕事にはライターが付き物です(糸切りバサミでちょろっと出た糸をライターで炙って玉止めがわりにします)。ミシンの50cm先でガス交換、それもアトリエに引かれた光回線が外から窓の隙間を通って回線を通せるほどスカスカですので、何かの拍子に事故が起きても困ります。

さらに、お客さんの心配が。
路地を、入れない。
それに、玄関まで来られない。
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困りました。
そして、お客さんに連絡し、路地の外で納品させてもらいました。
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納品させてもらったバッグの詳細はまた後日書かせてもらうとして(外で納品なんて失礼なことすみませんでした!)、大切なことがもう一つ。
今回は我が家の前のガス工事で、T字の路地のTの半分が終わりました。そしてなんと、再び次の金曜日と土曜日にTの残りの半分が。
我が家の前を掘るのは終わりましたが、今回の工事の流れをみてると、次の土曜日は我が家の前にショベルカーが鎮座することになりそうです。

路地って、自分の家と公道との境が曖昧で本当に敷地のギリギリをガス管が通っているので、思いの外ドキドキハラハラな工事でした。
次の土曜日もおそらく賑やかになりそうな予感。
そして日を開け(いつかは未定)掘ったところを一時的に埋め戻したところを今度は路地全部のコンクリートを綺麗に舗装し直す工事が待ってます。

完全に営業妨害ですが、塩ビのガス管で安心の暮らしのためには仕方がありません。
次の土曜日はコゼバッグに、とお思いの方はちょっと工事のことを念頭に置いておいてくださるといいかもしれません。
(小型ショベルカーに興味のあるボーイの親御さんなら絶好のタイミングだと思います。)

ついでに言うと、ガス管は戦前から変わっておらず、戦後70年を超えてようやく交換となりました。水道管は、路地全体で使うのに戸建て用の細い水道管が地面下を走ってるため、ガス工事が終わり綺麗にコンクリートが敷かれ、また数年後に次は水道管の交換が待っています。掘っては埋めて、埋めては綺麗にして。一回でまとめてやってしまったらいいのに、と思ってしまいます。



by cosset-cosset | 2019-12-02 05:05

お知らせと余談。

今年のコゼバッグとREW10の展示受注会のお知らせです。

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半ば強引にREW10を巻き込むこと11年。
一人じゃ不安だから相棒を、というのが正直なところ。
でも、一年に一度(たった一度ですが)自分の始まりの場所に戻って、始めた頃に苦楽を共にした(肉なしお好み焼きを何十回と食べた)仲間と一緒にできるのは、歳を重ねてもとても貴重な時間です。
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そして、”京都のアトリエに予約して来てください”というオーダー方式で敷居の高いアトリエとは違い、東京の3日間は予約なしで来ていただけます。
コゼバッグの注文を一人で受けてるので、お待たせすることもあるかもしれませんが、ぜひお越しください。
バッグをご覧いただくもよし、自転車をお持ちいただいてパニアなど自転車に合わせていただくもよし、持ってきていただいたものをバッグに入れて背負っていただくもよし、ただおしゃべりしにきていただくもよし。

詳細はコゼバッグのウェブサイトに載っていますので、どうぞご覧ください。

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デザイナーのMちゃんの粋な計らいで切手を貼るスペースにはチャロさんとクロちゃんとベリーちゃんが。
郵便局のおじさんも”料金別納スタンプはここを外して押しておきますね”とおっしゃってくれたので、おそらくお手元に届いた方は3匹を見ていただけれるかと思います。

お時間ありましたら、コゼバッグの東京展示受注会へぜひお越しください。


そしてここから余談です。
いつもお知らせの写真やバッグの写真を撮っているのはコゼバッグのある路地です。
室内より明るいから路地を使っています。
戦前から変わっていないという路地の地中に埋まるガス管をようやく交換するための工事が始まりました。
数年前に住人がお金を出し合って路地を綺麗にしたのに、掘り返されてしまうっていうちょっと残念な気持ちですが、ガス管が鉄から塩ビに変わって安心に暮らせるのなら仕方がありません。
石を敷き、見栄えよくしてあった路地ですがガス会社が掘ってガス管交換してとりあえず埋めて、そして舗装専門の業者がコンクリートを敷いてくれるようです。

京都の路地は私有地が多いと思いますが、この路地はなんと国有地。つまり国道です。我々、年間使用料を払って路地を通っています。
京都の不思議だな、とお金を払うたびに思います。
この路地を背景にした写真もこれが最後。
長い余談でした。


by cosset-cosset | 2019-11-28 05:10

リス!

日に日に綺麗に色づく御所。
毎朝の登校で西から東へ爆走するとき、蛤御門をくぐるたびにハッと息をのみ、そして東山が見えると”ほほう”と唸ります。
それくらい、色づく木々が綺麗に見えます。
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ちょっと時間ができたので、紅葉でも愛でに行こうと山へ。
時々綺麗だけれど、寒さと時雨れて空から降ってくる小さな雨粒に心も折れがちで、
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てっぺんが雲にすっぽり覆われた比叡山。あっちへ行かんでよかった。
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”山の紅葉が綺麗だ”と思い込んで山へ来たものの、冷静に考えてみると、京都市内をぐるりと囲む山のほとんどが植林された杉時々檜ばっかりだと気付いた山の中。
時々生えてる紅葉や知らない色づく葉っぱが逆に際立って綺麗です。
何気に、一番色が変わってたのは、
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有名な県境の線。
前に来たのは1ヶ月以上前。
白色から水色に変化してました。

時雨れる空と寒さで完全に心が折れて、弁当に持ってきた熱々おでんで元気を出して。
カサカサ紅葉を踏みしめて
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ぐんぐん標高を下げていくと
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下界は暖かく、太陽がさしてました。
10-8のお迎えタイムリミットがあるので、急いで歩いていても気になる葉っぱのカサカサ音。
獣の気配に身を潜めじっと待つと、
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やや!これは!
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冬毛のリスさん。
食べるのに夢中でワタシなんて眼中になく、必死で何かを倒木から掻き出してはモグモグモグ。
(拡大できる方は是非拡大してみてほしいけれど)食べてる顔がものすごく変。
鎌倉には台湾リスがたくさんいますし、吉祥寺の動物園にもリス園があるので関東の方にはリスは馴染みがあるかもしれませんが、なかなか京都でゆっくりリスを見る機会はそんなになく、この日は本当にラッキーでした。
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ふわふわ尻尾に別れを告げて。

帰り道。
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改めて、紅葉は人手の入った寺社へ観にいくのが一番。だって太陽の当たり方とか完璧に計算していて拝観料を払ってでもみにいくべき価値があるくらいにレベルを高めてるから。
それに比べて野性味しかない山の紅葉は遠くから眺めるのが一番。
でも、肌を刺す寒さとか逆に太陽の暖かさとか、滅多にみられない野生のリスがみられるとかそういうおまけがついてきますね。
自転車だとリスには絶対に気づかないので、やっぱり時々歩くのはいいです。


by cosset-cosset | 2019-11-25 04:57

ようやくです。

先日も、お客さんと”コゼバッグはワタシが必要だと思ったのも、欲しいもの、欲しいサイズや汎用性のあるサイズで作っている”という話をしました。
本当にその通りで、大抵のバッグは自分で作って使って、そして近しい人にも使ってもらって出来上がったものばかり。我を押しつけるようで申し訳ないな、と思いつつ、このスタイルで長年やってきてるし、おそらくデザインとかブランドというのはそういうものだと思うので、コゼバッグはワタシの欲しいものを作る方向性で動いています。

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11年前のトート型メッセンジャーとメッセンジャーバッグを作ることで始まったコゼバッグ。
基本モデルチェンジはしない方向で、S M Lの3サイズずつの展開です。
使ってるものがダメになった時に同じのが欲しいと思ってもなかなか”同じもの”が手に入りにくい世間の中で、せっかく個人ブランドでそれもハンドメイドなので、モデルチェンジを頻繁にするよりかは個人個人に焦点を当てた商品作りをすれば個人のカスタムを突き詰めることで大きなモデルチェンジをする必要はないと思います。
それはあっさりしたデザインとあっさりした仕様だからこそ成せることですし、一応販売店・取扱店を持つコゼバッグとしてはモデルチェンジはハイリスクでハイコストになります。だからこそ、あえてモデルチェンジはしません。

ですが、”長い時間の経過”というのは作り手も使い手も生活パターンや家族構成、生活リズム、乗る自転車も変化します。
その変化に伴って使うバッグも変化します。
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そこで出来上がったのが、トート型メッセンジャーのSサイズとMサイズの間のサイズ。
長い名前ですが、本当にその通りです。
Sサイズは犬の散歩用。
Mサイズは今は押入れの中。
Sサイズでは必要書類と弁当水筒子どもの着替えを入れるのは難しい。
でも、Mサイズでは学校のロッカーに入りきらない。
中間サイズがあったらいいのに、、、というきっかけで作ったのは3年前。
今いちばん出番が多いのは、毎日の犬の散歩用に使うSサイズ以外では、今回のSとMの間のサイズとバックパックフラップタイプ。
毎日どちらか背負って朝家を出ます。
毎日使うからいいところも見えてくるし、もうちょっと実際はここを補強した方がいいな、とか見えてくることもあります。
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自分用はノーマルよりかなりカスタマイズしています。お客さんにオススメするにはシンプルな路線からはみ出してしまいがちですが、ようやくアトリエに置いておくサンプルも作り、きちんとお見せできるようになりました。


サイズに悩むお客さんに、リリース前でありながら、自分で使っててこの絶妙なサイズ感が使いやすいので、ちゃっかりオススメしてオーダーを受けること数十個。
ようやく正式に”トート型メッセンジャーSサイズとMサイズの間のサイズ”という長い名前でリリースです。

綺麗な青みのバッグをサンプルで作ったのですが、なぜかこのブログにはアップロードできず、詳細はコゼバッグのウェブサイトの商品ページをご覧ください。

ヨレヨレの愛車SURLYのフロントラックにもぴったりのサイズ。
必要であれば、フロントラックに装着するベルトもバッグ底面に取り付け可能。
アレンジ・カスタムはお客さん次第です。








by cosset-cosset | 2019-11-21 04:49

本末転倒もこれが最後。

定年後に家庭菜園にはまり、その後続々と作物をこしらえ、そして家庭菜園以上に農園を広げさらに続々と野菜を作っていた叔父が、今年はダンボール一箱もトウガラシを送ってくれたのは夏のこと。
正直、ダンボール一箱のトウガラシは大問題で、小さい子どもがいる食卓にはトウガラシを入れた料理が並ぶことは、まずない。
おすそ分けするにもそんなにじゃんじゃん消費してくれる家庭なんてないので、ダンボールからトウガラシを取り出し、フレッシュなのはタネを取って冷凍。そしてちょっと乾燥してるのはトウガラシ一本を針と糸で束ねて干しておいて、もらってくれる人が来てくれるのを待ちます。

年々増えるトウガラシの量。おじさんちょけとんな、と思ってたら、先月畑でぽっくりと急逝してしまいました。
冷凍庫に残るトウガラシ。
なんだか切ない。

大量の冷凍トウガラシを毎年どうしていたか、というと、柚子胡椒に変化させていた我が家。
本来であれば柚子胡椒を食べたくて柚子を買い、トウガラシを加工するべき作業も我が家にとっては大量のトウガラシをいかに効率よく消費するか?を突き詰めた結果、柚子の皮とタネを取ったトウガラシとフープロで粉砕し塩を混ぜ完成させる手間暇かけた一品に。

今年はトムライ柚子胡椒や、と柚子の里へ柚子を買いにツレが行く気満々でしたので、
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まずは峠を越える前に、無人販売で野菜をライバルたち(同じく無人販売巡りをするウォーキングの方々)に先を越される前にめぼしい野菜をゲットです。
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そして峠を越えらた、紅葉色づく保津川沿いをひたすらひたすら。
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前日の結婚パーティで二日酔い全開のツレは全く使い物にならず、要所要所でひたすら待ちます。
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遅すぎるペダリングに痺れを切らすも、柚子を買って持ち帰る術を持たないワタシはツレを待つしかなく。
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例年なら1時間ほどで到着する柚子の里へ2時間以上かけて到着です。
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叔父の仏前に供えてもらうために、ちょっと上等な柚子を2kgほど。
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そして、大量のトウガラシを消費するための家庭用柚子(3個100円)を30個。

多分冷凍庫に眠るトウガラシを消費するにはまだまだ柚子は足りない予感。
季節中にもう一度一人でサクッと柚子を仕入れに来ようと思います。
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本末転倒な柚子胡椒作りも大量のトウガラシに悩まされるのも、本当に今年が最後。
トウガラシをおすそ分けすると微妙な顔をするみなさんも、小瓶に入れた柚子胡椒ならみなさん笑顔です。
でも、作るのは割とものすごく大変です。
でもでも、黄色の柚子の皮と赤のトウガラシで作るオレンジ色の柚子胡椒は香り高く抜群に美味しい。
ただの水炊きが、ただの湯豆腐が素晴らしいお料理に変身するので是非お試しください。

まずは柚子を水尾に買いに行きましょう。
紅葉と柚子と。
一つググッと登る峠道がありますが、高揚感がたまらないのでみなさん我慢して登ってくださいね。


by cosset-cosset | 2019-11-18 05:04

杖ホルダー

数年前に作らせてもらった杖ホルダー。
こう言っては失礼かもしれませんが、正直開眼した仕事でした。
というのも、歩くのは杖がないと難しいけれど自転車はスイスイ走れるので、自転車と杖はセット。でも、ママチャリに傘を差すようなああいうのでは不安定で、なんとか装着できるアイテムを、という自転車と杖を持ってきてもらっての作業でした。

最初は”自転車には乗れるけれど、歩くのが難しい?どういうこと?”と思ったのですが、お話しするうちに、なるほど、こういう仕様なら安心安全便利なのか!と理解した次第です。


そして時を経て。
自転車を乗り換えたので、新しい自転車に装着できるようカスタム依頼。
新しいのを作るより、以前のものに手を加えてマジックテープの位置や長さ、バックルの位置を変えるだけで再利用できそうなので、よりお値段を抑える仕様です。
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まさか、また杖ホルダーをいじる仕事を依頼していただけるとは。
そして昔自分が作ったのを再びいじる日が来るとは。


前はハンドルからステム、ヘッドチューブ、フォークにかけて杖を立てて装着できるようにした記憶が。
つまり縦に装着。
ですが、新車は特殊で、
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フォークが半分しかないのでトップチューブ、ていうんでしょうか?
とにかく、横棒に沿わせて装着です。
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とにかくアレです。安全に装着して走行することがまず第一。
そして第二は杖の取り出しやすさ。
実際使う人がそこにいてくれるおかげで”あーでもないこーでもない”と付けたり外したり。取り外しをシュミレーションして。
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お値段は、今回は材料は旧品からの移行品ばかりだったので、かかった時間給のみ。
誂えだから高かろう、というのは色々な事情がある場合で、こういう突貫工事的な作業は大好きです。それに目に見えて完成するので嬉しい。お客さんの反応も目の前にあるのでさらに嬉しい。

本当は、こういう突貫工事的な仕事をじゃんじゃん受けたいのです。(そういう依頼がじゃんじゃんあるかは置いといて。)
アトリエ兼店舗を設けて、っていう野心はそれなりにあって、近所のあのバッグ屋を乗っ取って店を出そうかとずっと企んでましたが、つい先日潰えました。。。ちょっととほほな気分です。

今はインターネットが普及したので、杖ホルダーのようなものはもしかしたら手軽に買えるかもしれません。でも、ぴったり装着できなかったり、ちょっとした使い勝手の悪さによるストレスの積み重ねを思うと、予約→アトリエ訪問は手間がかかりますが、パッと一瞬で合うものが出来上がります。

極小アトリエですが、突貫工事的な作業は喜んで!

by cosset-cosset | 2019-11-15 05:21

年に一度の。

今年の東京展示受注会はいつか?と問い合わせをいただくことが増えてきました。
なんだか”年末の恒例行事”みたいになってますが、来年からどうなるかわからない、というのが正直なところです。来年はオリンピックもありますしね。

12月20日(金)〜22日(日)
古美術上田東京谷中店
東京都文京区千駄木3-41-12

です。
時間などの詳細はまた改めてお知らせさせてください。
とりあえず、12月のスケジュールに”コゼバッグ”と書いていただければ嬉しいです。

東京遠征の問い合わせが増え、秋が深まり、焦るワタシ。
なかなか週末の日曜日が”晴れ”てかつ”家族構成員の予定が空いている”ことがあまりなく、早く写真を撮りに行かなくちゃ!と焦ってました。
親戚が皆遠方に暮らす(というより我々が地元から離れて暮らしているという表現の方が正しいかも)ため、年賀状は家族写真に、それもなるべく”その写真を撮るために出かける”という行事付きで毎年写真を撮りに行くようにしています。

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行く場所は、10-8に任せ、過積載気味の自転車でひたすら坂を登るツレ。
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子ども22kg、犬16kg。ツレモニャモニャkg(10-8に腰肉ボンボンと呼ばれてるくらいの体重)。
よく、自転車がもっている。先日後輪タイヤが見事に裂けてまっすぐ走れない状態までなったものの、タイヤ交換すれば平常に戻ります。
高い買い物や、と思ったのも11年前。
一年で割ったらごくごく安い買い物です。

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自転車を停めて山を登り、聖地へ。
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キャンプする人と、ハイキングでお弁当食べる人でごった返す池のほとりでパパッと今年用の写真を撮って、我々もお昼ご飯です。

この間地域の防災訓練でもらった非常食(自治体の備蓄用非常食を新しいものに変えるために、賞味期限の迫った非常用炊き込みご飯の素をもらいました)を食しました。
まあまあな同じでした。防災訓練は初めて参加しましたが、”いざ”というときが起きたら、本当に小学校で避難生活ができるのか、我々は犬猫子ども付きでどうしたらいいのか、とても考えさせられました。

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聖地は、キャンプする人がとても多かったです。幾多の災害でダメになった舗装路が再び整備され、自動車での来訪がとても多い印象。
キャンプ、みんなおしゃれでした。羨ましい。

さて。写真を撮ったので、いい感じに加工して年賀状印刷を頼みましょう。
そして、東京展示受注会のDMもそろそろ出来上がる気配です。
11月。もうすぐ12月。
年賀状の写真も展示受注会も我々にとっては年に一度の一大イベントです。



by cosset-cosset | 2019-11-11 04:59