ファスナー交換。
2023年 05月 24日
収めたのは昨年の夏。
このバッグ。覚えておられるでしょうか?
”こう言うタイプのバックパックがない”と作らせてもらったのですが、使ってもらううちにウィークポイントもチラホラ。
話を伺うと、ファスナー部分に一番の不満があるっぽいけど、”ファスナー交換するの、大変でしょ?”と。
答えは、ノンノンノン。
襷掛けのショルダーベルトのトートと作り方が微妙に違うので、ファスナー交換は案外簡単。バッグのぐるりを解いてファスナー部分だけ取り外して新しいファスナーのパーツを取り付ければOKな話なので、お値段もそんな負担にならず、日々の不満が解消されます。
と言うことで、お客さんはフットワーク軽く、自分好みのファスナーをフルオーダーし(あ、ファスナーって個人でもフルオーダーできます。コゼバッグも、コゼバッグが使いやすく加工しやすいのを仕入れ先さんと相談して作ってます。お客さんのファスナーのオーダーにコゼバッグが介入するとわけわからないことになりかねないので、個人でおねがいしています。オーダー自体は割と手間で大変だと思うのですが、拍子抜けするようなお手頃価格で完全オリジナルファスナーが出来上がるので、こだわる方にはぜひおすすめです)手違いがあったようで完成まで時間はかかったものの、無事にファスナーが出来上がり、これでよろしく!と託されたファスナー。
右から左へ向かって開けるタイプ。
(これがまた、人によってバックパックも右側から下ろす人と左側から下ろす人、いろいろですから方向って難しいですよね)
ファスナーとスライダーが金属なので、しっかり噛み合っててこのバッグのウィークポイントが多少以上解消されることでしょう。
トートの口がペロンの方も、ファスナーに交換することはもちろんできます。
ファスナーのトートをペロンにすることも。
ただ、このバッグパックほど簡単な話ではないので、色々その他の部分の修理などと合わせてお預かりした方が工賃は安く済むかと思います。
結構ややこしいんじゃないかな?と思うようなことも、シンプルな構造のバッグなので案外簡単な話が多々あるコゼバッグ。
いつか将来ワタシがいなくなっても、どこかの誰かが手こずることなく修理できるように、と思ってのシンプル構造。
なのでいつでもどこでも誰が手を加えても、大丈夫です。
by cosset-cosset
| 2023-05-24 14:19