なるほどな、の修理の話。
2023年 02月 09日
修理させてもらったバッグ。
というのも。
すごく使ってもらったんやな、と思わせるバッグ。
修理に際し、お客さんからは”内側がターポリンである必要はありません”と。
確かに、その通り。
コゼバッグが自転車用バッグとして提案するのが内側ターポリンというだけであって、”ターポリンじゃなきゃダメ”ということは全くありません。
ワタシがターポリンを使うのは色々と訳があるのですが、それはワタシ側の事情です。
かく言うワタシも、バックパックの普段使い用は軽量化を図るため、インナーなしのコーデュラ一枚もののバックパック。
要は、せっかく一つづつお客さんに合わせて作るバッグなので、その人が”いい”と思うものが一番いいんだと思います。
と言うことで、
ポケットの仕切りやポケットにつける小さなマジックテープはそのまま再現。
ペロンだけ、元と同じターポリン。
コーデュラはターポリンに比べてパリッと感がないので、仕上がりはくったり柔らかくなった今回の修理です。
修理って、どこまで新品に近づけるか?みたいなところをいっときは追い求めてたのですが、全部全部を綺麗にしてしまうより、指定がなければショルダーベルトなどのお客さんが柔らかく育て上げた部分やお客さんとバッグが共に過ごした時間を象徴する部分は残して、機能的には問題なく使えるように最近の修理はしています。
お客さんからも”随分と柔らかくなって使い勝手は良くなった、と好評いただいているインナーもコーデュラバージョンのトート型メッセンジャーバッグ。
修理の際に、次はコーデュラを選ぶのも、悪くないと思います。
もちろん、修理じゃなくて初回でも喜んで。
by cosset-cosset
| 2023-02-09 05:42