A+BはヘイSiri。
2022年 12月 15日
まず、Aとなるバックパック。 今年の初めくらいに納めたバックパックです。
スカッシュに行くため、とオーダーもらったのですが、実際使ってみると”カメラバッグとしてピッタリだ!”と。
そもそも、スカッシュ用に作らせてもらってるのです。
簡易バージョンとは言いませんが、スカッシュに行くためにラケットを入れ、練習場に行き、ロッカーに入れるなりコートに鎮座するなり、を想定していました。
が、カメラバッグとなると話の筋がそれてきます。
撮影のメインとなりうるのは競技場やスタジアム。
バッグが置かれるのは、観覧席の床。
重い機材付き。
となると、このバックパックの底(それもそもそも床置きしないって言ったから摩擦に強くない方の帆布で作ったバックパックなのです)はおそらくすぐに穴が開くであろうことはお客さんも想像に易いようで、連絡をいただきました。
ただ。
作ったばかりのバックパックを正直バラして補強を施して再び組み立て上げるなんて、そんな大変な作業はできればしたくない。(大変以上に”まぢか!”という面倒臭さの方が先走る本心)。
なので、Bを制作。
ただ、ここだけでは安定性に欠けるのでワタシは安全ピンで仮止めという暴挙に出たのですが、それは後日ダメ出しをされ、各所実際の使用現場での意見を教えてもらい、さらに機材を守るクッション材を入れたいという提案をもらいました。
エアパッキンを入れられるカバーを作り、Bの中で固定できるようにし、ワタシの暴挙で”安全ピンでなんとか留めてね”と丸投げしていた部分は延長カチッとをバッグに後付けすることでより安定感が増した次第。
バッグ自体を平面に戻すというのは、実はものすごーくエネルギーがいるのです。
その点、後から付け加える部分を作っていくというのはなかなか楽しい。
けれど、ワタシが使うわけじゃないから使い勝手はあくまで”イメージ”。
そのイメージを形にしてお客さんに使ってもらって修正して。をしばし繰り返した今回のA +Bの話。
紙類をパッと出し入れできて、かつ、曲がらずしまえる場所として、この場所にポケットはありかもしれない、そう思った瞬間でした。
なかなか楽しかったカスタマイズですが、メールのやり取りが続くうち、最後の方は”尻カバー”と名前が付くようになっていました。
確かに、尻カバー。
コンピュータの自動変換ではSiriカバー。
最初に補強を入れるのは、簡単です。平面加工ですから。
出来上がったバッグに補強を入れるのは、大変です。立体を平面に戻して加工して立体に再び組み上げるのですが、新品より使い込んだバッグの方が組み立ては、大変です。
その点、後付けの尻カバーなら、必要に応じてカポッとはめて。
穴が空いたらSiriカバーだけ作り直せばいいので案外いいアイデアなのかも、しれませんね。
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by cosset-cosset
| 2022-12-15 05:35