苦手にトライさせてもらって。
2022年 10月 27日
長く鞄屋を続けていると、そして、モデルチェンジをすることなく同じバッグをずっと長く作り続けていると、それまで頑なに拒んでいた依頼に対して”ふと”トライしてみたくなるのです。
マチの変更は、実にややこしい。
だから今までお断りしてきたのです。
なぜならば、計算が苦手だから。
こんな単純なトートバッグでさえ、マチのサイズを変えると各所寸法が全部変わるため、従来の型紙の応用では難しく、型紙を新しく作らなくてはいけない、という。。。
色々と、やってみなけりゃわからない。
長く続けると、色々とトライさせてもらえるオーダーが舞い込んできて嬉しい限りです。
一人では考えたこともない使い勝手が、本当に十人十色。
ただこれも、モデルチェンジやマイナーチェンジを繰り返してると修理が来た時に大変なことになるけれど、ずっと同じモデルで、個人のお客さんによってカスタマイズしてるので、基本がブレてないのでいつでも修理可能。オーダー内容も10数年分しっかり保管しています。
修理がいいのか悪いのかもわからなくなってきてますが、長く続けてるからこそ、次に行けるってこともありますよね。
多分。
by cosset-cosset
| 2022-10-27 05:39