バッグが襷掛けできなくなる時を思うと悲しい気持ちになる。
2022年 09月 15日
コゼバッグのトート型メッセンジャーバッグ。
ワタシはこういうバッグを多分一生使うことはないと思うので、使い勝手は想像するしかありません。 自転車に乗るためのバッグ、というよりコゼバッグを気に入ってくださったお客さんの、今後の生活のクオリティを保つための、全身全霊をこめた感じです。 バックパックのショルダーベルトが付いてなかったら、普通の見慣れたトートのコゼバッグなんだけれど、ワタシがいうのもなんですが、変な感じです。 何度か途中(作るのが大変だとか、お客さんのことを思って)泣きそうになりながら、トートになんとか思いつく限りの方法でショルダーベルトをつけました。無理やりだけど、作り上げてしばらく時間が経つ今でも、これ以外の方法は見つからんなと思ってるので、トート型メッセンジャーバッグにバックパックのショルダーベルトをつける方法は、これが最良だと思います。 口の部分には、ファスナーを。 開けるとこんな感じですが、ここは、今後改良予定。 ”こういうバッグがいくら探してもないから”と言ってもらって作ったバッグですが、”ないイコールないなりの理由”というのがどこかしらにあるわけで、しばらく使ってもらって”やっぱりちょっとここは、、、”というポイントを報告してもらっています。
でも。 ショルダーベルトを襷掛けできなくなる日を自分が考えたことがあるか?と言われると、正直今までは皆無でした。 が。 今回、色々ちょっと考えちゃったな。このバッグ作ってて。 改良に改良を重ねて、いいものできたら、コゼバッグでもこの形を販売するかも、しれませんが、今のところ未定です。
時々”ショルダーベルトの左右を付け替えてもらえないか?”と相談があります。
聞くと、たいていが骨折。
鎖骨を骨折して、ショルダーベルトを乗せられなくなった、というのがたいていです。
が。
今回は、ショルダーベルトそのものの存在を揺るがす理由で、我ながら、相談を受けたときは数日凹み、悪夢を見たものです。
でも、”トート型のこの形が気に入ってるから”と、なるべくそのままバックパックにできないか?と言われ、心をぐらっと揺さぶられてできたのが、こちら。(流石に使ってるトートをバラしてバックパックにできないかとは言われなくて、本当によかった)
横に広いトート。それもMサイズ。マチがまあまああるので、そのまま背負うと全部後ろに重心を持って行かれてしまうので、マチだけ、随分と狭くしました。
by cosset-cosset
| 2022-09-15 05:34