畑も少し落ち着いた頃。

久々に登った峠道で偶然にも我が家と同じ”ソリ”が落ちているのを見つけたのです。

”うちとよく似たソリだな”と。
山の中というシチュエーションと、ここで雪遊びをするような家族は絶対に、絶対にウチしかない、という確信と、我が家では久しくこのソリを見ていないという記憶から、まず、間違いなく、うちのソリだと断定。
最後に雪遊びをしたのはいつか忘れてしまったけれど、忘れたことすら忘れてるくらいの、そういうことだということです。
ただ、バッグの類を持ち合わせておらず、とりあえず、隅っこの方に隠しておいて(何ヶ月も山の中に置き去りにしておいて今更もう誰かに取られるとかそういうのはどうでもいいはずなのに、今更”ソリを失うことによる損した気持ち”がしゃしゃり出てくるあざとい自分がいます)、

後日、改めて、軽量ナップザックを背中のポケットに突っ込み、回収。
ソリ、100円ショップのものとはいえ、なかなか尻の大きさに合うサイズなのでサコッシュに突っ込むには微妙なサイズで、ナップザックを持って行ってちょうどよかった次第。
ここまでせっかく登ったので、

林道パトロールでエネルギーチャージをば。
そして帰りに畑により、スナップエンドウを収穫し、ぼやぼやしてる間に草と同化して見失ってしまったルッコラの可食部分を探し出し、ちぎって持ち帰る回収ライド。
ルッコラを挟んだサンドイッチのうまさに悶絶し、毎日スナップエンドウが貪り食べられる幸せを噛み締めて。腹を減らすために自転車に乗り、食べ過ぎて増えた体重を平均化するために早朝にランニングをして。
出したらしまう。出過ぎたら引っ込める。植えたら育て、育てたら食べる。落としたら探す。見つけたら、拾う。
そんな回収ライド。