まわりゃんせ。
2022年 03月 31日
”真珠を採りに行きたいんだ”と一が月くらい前に10-8に言われました。
なんでも、友達が遠くの水族館で真珠を取るイベントに参加して楽しかった、と聞いたそうな。
で、行きたい。と。。。
実は名古屋港水族館でそのイベントもう経験済み。
そして、実は我が家、”旅行”というものをしたことがありません。
ワタシが興味ないというのもありますが、帰省とか出張ついでとかそういうの以外では犬猫の世話もあるし、未経験。
幸い、オミクロンも経験済みだし、これはいっちょ行ってみよう!とネットを駆使し、諸々を手配。
近鉄京都駅からかなーりお得な”まわりゃんせ”という切符を利用し、鳥羽と伊勢と志摩を旅します。
まあ、色々水族館系は割愛して、メインイベントの真珠取り。
真珠の里というところに出かけたのですが、如何せん、車がないと不便な場所です。
一応陸続きではあるものの、バスは、1時間に一本。バス停を降りてからもかなり遠い。
現地でレンタカーを検討するも、8年もペーパードライバーですから、話す人話す人、ほぼ100パーセント反対され、挙句のはてに10-8にも”死にたくないからレンタカーはやめよう”と。。。
どうやって向かうべきか問い合わせると”巡航船できたらいいですよ”とのこと。
港まで迎えに行きますから、と。
船か。
船は、件の”まわりゃんせ”の定額に含まれてるのでお金のことは気にしなくて大丈夫。
途中の寄港地で降りると大変なことになるので、真珠の里のおばさんのいう通り間違えず和具という港まで宿から2時間かけてようやく到着。
迎えに来てもらった車で小さな入江に連れてってもらって、
で、磨いてアクセサリー類に加工します。
アクセサリーが完成したら終了。
楽しかった。
でも、ここからがまた問題です。
次の船までかなーり時間がある。
なので、真珠の里のおばさんに太平洋側の海に連れてってもらいました。
そこでおばさんとはさよなら。
近くを通るバス(と船)で帰ってね、って。
次のバスは1時間半後。
時間だけはたっぷりあるので海で遊びます。
そして、人がいない。
田舎すぎて車も、滅多に通らない。。。
お腹すいたけど、食べ物を買うお店もない。。。
でも、田舎すぎて店がない。
酒屋さんが唯一雑貨屋を兼ねてるっていうし、ようやくパンをゲット。
さて。
先ほど降りたバス停から港までは歩いて30分ほどの距離。
食べながらぼちぼち歩こうか、と思ってると酒屋を教えてくれたおじさんが軽トラで再登場。
不憫に思ったのかおじさんが”軽トラやけど、後ろの乗れや。乗せてったる。”と
10-8、8歳にして初のヒッチハイク。
本当はのっちゃいけないんだけど二人で軽トラの後ろに乗って港まで連れてってもらいました。
田舎の人って、優しい。
帰りの船は、貸切でした。
誰ものってなかった。
英虞湾クルーズとかタダで楽しんでもうたな、と。
まわりゃんせ、往復の特急と現地移動(バスや船)がフリーパスでかつ4回その現地移動で近鉄特急に乗れるし、すごくお得な切符なのですが如何せん、近鉄電車以外の移動する乗り物の本数がすごく少ない。一本乗り遅れると地獄を見ます。ワタシはそういうプレッシャーに弱いので、常に時間を気にしていた旅行でしたが、逆にそういう不便な旅行をする人が少ないので、特に船は人がいない。すごくよかった。
まわりゃんせには伊勢志摩鳥羽の観光スポットの入場券もついてくるし、帰りの荷物は宿から無料で家まで配送してくれるし、とてもお得な切符ですが、現地での移動がレンタカーできる人にこそ、おすすめかもしれないし、我々みたいに不便を楽しむしかない状況に追い込むのもおすすめです。
余談。
趣味のランニング。こういう旅先で走るのっていいよなって常々思ってたのですがようやく実現。
でも、いつもの時間は真っ暗すぎて(田舎だから本当に真っ暗で)走れず、いつもより30分遅らせてスタート。いく先を決めず、まっすぐ行こうと決めてひたすらまっすぐいくと、
朝一番の海がそこにはありました。
元気になれる。
次の旅行はどこへ行こうか、と久々に勤労意欲の湧いてきたこの頃です。
by cosset-cosset
| 2022-03-31 05:22