鯉を思う。
2021年 12月 14日
心身ともに疲れ果ててため息ばかりの週の前半を終え、ちょっと2時間一休み。 暖かな日差しが柔らかく、眉間に皺を寄せ、深いため息ばかりの日々の疲れが少しずつほぐれていきます。
なんて山って優しいんでしょう。
峠を登るだけで、血流が増して背中の強張りがほぐれて色々な悩みというか考え事もスッキリしてきます。
家におるよりよっぽどあったかいし、仕事してるよりよっぽど楽しい峠道。
細木さんも死んでしまったし、寂聴さんも死んでしまった。
この池の周りになんらかの気を感じた人たちが、立て続けにいなくなってしまいました。
鯉揚げのはじまった池は水が減り、サギたちが小魚を求め、そのサギを見る鳥見の人たちが集まり、そしてまた、人は鯉をはじめとする川魚を求めます。
鯉が1kg1000円。
それが高いのか安いのかさっぱりわからない。
で、水から揚げたばっかりのピチピチの鯉を持って帰るのか、その場で”パスん”と締めてくれるのか。
なかなか、鯉を食べる習慣のない我が家。
鯉は洗いか鯉こくか。
子どもの頃に信州で食べた鯉料理しか知りません。
鯉って、家で調理するものなのかな?なかなかご近所の話題にも上がりません。
ああ、疲れたな。ああ、楽しかったな。そう思えた暖かな午後。
12月に入って、ロードで山に行くたびに”今シーズン最後のロードかもしれない”と思ってますが、なかなか暖かい日があって、その日にたまたまぽっかり時間が空いて偶然出かけられて、かつ空も晴れてて、かつ見える木々の葉の色が特別綺麗だったりすると、もうそれだけで十分じゃないか!となんとなくストンと自分の中で腑に落ちるところがあって、それだけでもう、ああ自転車ってよかったな、と思うのです。
それにしても、鯉揚げ、気になります。見てるだけで20年が過ぎました。
そろそろ鯉を買う行為に出てもいい頃かもしれません。
by cosset-cosset
| 2021-12-14 05:41