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Cosset-Bags


by cosset-cosset
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次の10年のために。その2。

先週のトート型と同じお客さんから同時に修理で送られてきたメッセンジャーバッグSサイズ。
こちらも、宝が池にあるVIGOREさんにてお買い上げいただいたバッグです。
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非常に状態の良い、ように見えるメッセンジャーバッグ。
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補強を施していない、きれいな四角の底角に、自分との摩擦が出てしまいます。
致し方のない現象です。

こちらのバッグは、底部分に補強を入れるだけのご依頼でしたが、やはり長く使っていただいたからのインナーターポリンの経年劣化が見られたので、
次の10年のために。その2。_e0149587_13063463.jpg
どうせ、と言っては言葉が乱暴ですが、アウターの底部分に補強を入れるためにはバッグを全部バラバラにしなくてはいけないので、インナーも交換することに。
これが逆に、”インナーを交換してはいけない”修理だと、余計に難しい修理になります。
次の10年のために。その2。_e0149587_13081115.jpg
ターポリンは防水機能を持つだけではなく、素材自体の特性である程度バッグにハリを持たせてくれます。
柔らかくなったターポリンとそのバッグは全体がくったり柔らかく使いやすいのですが、見た目のパリッとした綺麗感をキープするのは難しいです。
次の10年のために。その2。_e0149587_13081572.jpg
インナーを交換すると、バッグにハリが出て不思議と綺麗感が出てきます。
どうしても、使えば使うほどどこかに現れる”シワ”は重ねるほどにビニール組織の劣化につながり、結果中の繊維が見えて来て、素材に穴が空いてきます(なんか最近感じるワタシの目元のようだ、、、と書いてて気づきました)。
そうすると、ターポリンの強みである”防水機能”が力を発揮できません。
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こちらのバッグは、外側と同じ色の帆布生地で底角の補強を。
同じ色ですが、やはり、使っていただいた年月分の経年劣化が如実に表れています。


次の10年のために。
先週のトートに続き、2つのバッグを日々の仕事にプライベートに使っていただき、嬉しい限りです。
10年後にどうなってるか全くわからないですが、10年前の自分の仕事が今に続き、それがまた10年先につながるように、お客さまの日々の暮らしのお供として次の10年働いてもらえるよう、心を込めて修理をします。




by cosset-cosset | 2021-11-18 05:18