最後は背中で。
2021年 10月 28日
SとMの間のサイズとMサイズとで迷ってる、とメールには書いてありました。
お客さんの体はワタシより少し大きいくらいなのですが、やっぱり背負心地の良さでMサイズを。
この、体に巻きつく感じがいいのです。
肩に乗せるというより、背中で背負うイメージです。
だから、見た目はちょっと大きいのですが、背負心地は抜群。そして自転車に乗って背負った時ももちろん体へのフィット感は抜群です。
そしてなんとなく色合いが合いそうだったし、お客さんSURLYにも乗ってるからワタシからのプレゼントでSURLYのワッペンを。
なんか、仕舞い込んだままのワッペンを使ってもらえて嬉しい。
そして、お客さんからの提案でマジックテープはオスメス反対に。
(理由は長くなるので省きますが、コゼバッグはフラップ側がオス、ボディ側がメスです。余分なところにもひっつくのがマジックテープの弱点ですが、あまりにも気になる場合は100円ショップでも売っているマジックテープのメス面を”不要な部分のオス面”に引っ付けることで、接着の強弱やフリースの袖口を持ってかれるような不意なことを防ぐことができますよ)
単色でシンプルだけれど、こだわりを詰め込んで。
話してみないと、このお客さんにはこういう提案をしてみたほうがいいかな?とか、逆にお客さんは”こういうのってつけてもらえるんだろうか?”とか、メールだけではやっぱりわからないことがたくさんあります。
ちょっとした会話の端っこから思わぬ話の膨らみを得られることもありますし、つけたほうがいいもの、逆にいらないもの、そういう取捨選択ができるのがオーダーの良さだよな、とお客さんと話をしながら思いました。
コロナ禍において、対面で話しながらのバッグのオーダーって敷居が高いですが、でもこういう時だからこそ、ちょっとでも自分の心が上を向くものを作りたいし作ったらぜひ使ってもらいたいと思っています。
by cosset-cosset
| 2021-10-28 04:28