1万円。

毎日暑い暑いと言っている間に、田んぼでは稲が青々として稲穂が重たそうにし始めました。

畑の野菜も少しずつ秋仕様にシフトチェンジ。

いつもの無人販売所は、オクラゴーヤきゅうりそうめんかぼちゃに”ご自由に”の食器類が追加されました。

暑いけど、確実に8月も中旬に向かってあと２週間もすれば秋めいてくる、はずですが、とにかく暑い。

１週間分の野菜のお買い回りののち、家路を急ぐ中、ふと視線に入ってきたのは、地面に落ちる、小さく折り畳まれた1万円。

もちろん急ブレーキ。

どうしようか。

0.1秒くらい、”貰っちゃおう”と思ったのですが、さすがに１万円は大金です。

千円以下なら近くのお地蔵さんにお供えしちゃうところですが、さすがにな、ということで交番に。

今年は春に10数万円の入った財布を早朝ランニングの時に拾い、これまたその少し前は健康保険の類の医療養生セットを拾い、警察に届けています。そういうのは多分すぐに持ち主が現れると思って各種手続きは省いてきましたが、むき身の1万円。

なんとなーく、持ち主が現れないような気がしなくもないので３ヶ月後にあわよくば”ワタシのものになればいい”と期待を込めて交番で手続きをした次第。

日々、なるべく前を向き、少しでも上を向き、それでもなお視界は広めに、を意識して。

３ヶ月後の11月9日が楽しみで仕方がない反面、1万円を落とした方が、どうか警察に届を出して落とし主の元へお金が戻るのを願っていたりもします。

だって、1万円。

ワタシそんな大金落としたら、それはそれはもうショックが隠せないと思いますから。