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Cosset-Bags


by cosset-cosset
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記す。

2009年に作ったバッグ、を修理させてもらいました。
記す。_e0149587_09432711.jpeg
帆布で作ったメッセンジャーバッグ。
とても綺麗に使っていただいてました。

記す。_e0149587_09420687.jpeg
オーダーの際に”コゼバッグのシリアルナンバーを”とこのメッセンジャーバッグが何個目の製作か数字を入れて欲しいと言われたのですが、さすがにそれはやらしいよね、ってことで、作った日付を入れさせてもらったのがこちら。
2009年8月27日。
当時間借りしていた東京谷中の古美術屋の2階で、エアコンもなく、今思えばどうやってあの劣悪な環境でバッグを作ることができたのか不明です。
もう、若さしかないな、と遠い記憶を辿ります。
記す。_e0149587_09421450.jpeg
長い時間使っていただいた割には、角に穴が開く、ターポリンが劣化する、など一般的な補修内容。
そして、穴の開いた部分には補強を、そしてターポリンは交換を。
記す。_e0149587_09432178.jpeg
修理させてもらった日付を、最初の日付の下に縫わせてもらいました。

記す。_e0149587_09431612.jpeg
ベルトは、クッタクタでちょっともけってますが、それでもこの柔らかさは新品では出せない味ですし、体に馴染んでいる、ということでそのままに。

さて。
今回はバッグ正面向かって右側に製造日と1回目の修理日を縫いました。
左側は空いています。
どうなるんだろう?ワタシ。
あと2回、10年おきに修理が来るのか?と思うと、ブランドを始めることとモノを売ること、買っていただくこと、続けることの意味に深さが増します。

むかーし。
メッセンジャーバッグを最初に作り始めた(と言われる)ErickZoと話してた時”メッセンジャーバッグっていうのは、世界中どこへいってもどうなっても、世界のどこかのメッセンジャーバッグブランド(もしくはその周りのミシンが使える誰か)が修理ができるのがメッセンジャーバッグのいいところだ”と言っていました。”だからややこしい作り方をすると誰でも修理ができなくなって、そうなると使い続けられなくなって最終的に環境に悪い。修理して使い続けることが”らしさ”であり大事なんだ”と。
そいういうのって、大事よね、と今でも思います。
だから、コゼバッグのバッグはとてもシンプルで、もしかしたら人によっては頼りなく思うかもしれないしスペックが低すぎるとかあるかもしれないけれど、でも、世界中どこへいっても直してもらえるような作り方をしています。

正直ブランドとしては、修理では全然儲からないし、修理することで”こういうところが痛むんやな”と思うのですが、だからと言って痛みの出る部分に最初からバチバチコテコテと補強を当てがってごっついのを作るのは、やっぱりコゼバッグらしいとは言えないかな、と思うわけです。

というわけで、次はまた12年後に。


by cosset-cosset | 2021-06-03 05:46