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Cosset-Bags


by cosset-cosset
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石を拾いに。

春休み。
のちょっと前の学校がお休みの日の前の日の夜”明日はお弁当作って連れてって欲しいところがある”と10-8。
図書館から借りてきた本に記載されていた京都府内の(その筋では有名と思われる)石拾い場へ行きたいとのこと。

”拾いたい”気持ちはすごくわかるので、予定を変更して石拾いに出かけることに。
石を拾いに。_e0149587_08270523.jpeg
弁当水筒その他本に記載された石拾いセットをリュックに入れてまずは駅の近くの駐輪場まで行き、そこから地下鉄と電車に揺られ、初めて降り立つ駅まで京都駅から30分ほど。

そして、本に記載された通りの地図で歩くのです。
確かに、地図は間違ってないけれど、駅から目的地までの目安の時間が書いてません。
あるけどもあるけども、つかない。
駅から歩き始めて30分を越えようかという頃、ようやく
石を拾いに。_e0149587_08310784.jpeg
堤防を発見し、迂回せずにそのまま登って
石を拾いに。_e0149587_08311349.jpeg
目的の河原へ一直線!と行きたかったけれど、河原に出るまでが、それはそれは遠かった。
ワタシは正直”石拾い”をなめてました。子供の本だし、と思ったのが甘かった。
事前情報もGoogle情報もなく本の指示とおり到着した石拾い場は、
石を拾いに。_e0149587_08334697.jpeg
恐ろしく広大でした。
だだっ広い、というだけの、ワタシの記憶の中ではここ最近ここまでの広大な土地を見たことがなく、かなり唖然としました。
石を拾いに。_e0149587_08343139.jpeg
様々な土地から川を流れてくる石がここは堆積しやすいらしく、綺麗なのも、歴史ロマンを感じるものも、それはそれはいろんな石が足元に、その名の通り大量に落ちています。

だーれもおらん広大な土地で、二人腰をかがめ、綺麗な石を拾いました。
石を拾いに。_e0149587_08380850.jpeg
ワタシは、こんな上質なステーキのような立派なサシの入った牛肉みたいな石を。

弁当を食べて、帰りはリュックが軽くなるだろう、と思いきや、拾った石でめちゃくちゃ重たい。
石って、種類によって同じような大きさでも重さが全然違うんですね。
で。
石を拾って持って帰って、それからどうするか?そんなことを考えていたら、石拾いなんてできません。まずは、見つける。集める。本当に持ってかえるものだけを厳選する。そして残った石なのだから、持って帰ってからも、愛でればよろしい。

三密どころかソーシャルディスタンスも関係ない、こんなレジャーが存在するのか!とかなり驚いた石拾い。
帰りも駅までの遠い道のりを歩きながら、そういえば、ワタシは大学で地理学科だったことを思い出しました。なんとなく、遠い記憶のそのまた向こうで石についても勉強をしたような記憶があるような、、、遠すぎてはっきり思い出せないけれど、なんとなくそんな気がしてきました。
石を拾いに。_e0149587_08434104.jpeg
自転車と電車と3kmほどの歩きで2時間ちょっとかかる石拾いレジャー。
サイクリングロード沿いなので、案外、自転車とトレーラーで出掛けたほうが速いし、石の重さを感じなくて楽しいんじゃないのか?と思ったり。
日陰もなく風を避けるものもない広大な土地なので、今の季節が案外石拾いにはもってこいなのかもしれません。
おすすめはしませんが、”拾い物”が好きな人には楽しめるレジャーだと思います。


by cosset-cosset | 2021-03-29 05:47