なるほどな〜と思った話。

対面でオーダーを受けて作らせていただくと、毎度新しい発見があります。

基本的な部分はコゼバッグである”ワタシ”が作ってますが、要所要所にはお客さんのエッセンスが詰まってる、というのがオーダーで出来上がるバッグの醍醐味だと思います。

先日おさめさせていただいた、トート型メッセンジャーバッグMサイズのフラップタイプ。

賛否両論ある”帆布の色あせ”に期待を込めて。

ワタシの使う10年もののレジャーシート のヤレ感から、10年後の使い込まれたイメージを沸き立たせ、色をチョイス。

実は取手はとても長いです。

通常のトートより、かなり長く。

フラップ付きでメッセンジャーバッグとして使う場合と、トートとして肩からかけて使う場合をしっかりとイメージして。

フラップをつけずに背負う場合には、取手が実は長すぎるので、内側に折り畳んで使ってもらいます。（取手が遊んでいるとひっかけたりして危ないので）

内側に折りたたんだ取手はポケットの内側で暴れないように、邪魔にならないようにループで止める仕組みです。

そして、お客さんが”どうしても”と譲れなかったポイントが、フラップを止めるプラスティックバックルの始末の話。

通常のフラップタイプのトート型メッセンジャー のプラバックルの位置とは異なります。

ワタシにはこういうアイデアが全くなかったので、正直驚いた今回の制作。

使わない時に、完全に隠せるように。

ここにプラスティックバックルを取り付けると、フラップをバッグに装着して使う際の取り付け位置が変わってくるので、諸々変更事項は多いのですが、確かに、常に角に剥き出しにしているよりよほどスッキリしています。

なるほどなあ、と思った今回のトート型メッセンジャーのフラップタイプ。

プラバックルが隠されることで見た目はスッキリ。

アウターポケットは3つに仕切っています。

オンラインショップでは、トート型メッセンジャーSとMの間のサイズでフラップタイプが掲載されています。

ご希望であればMサイズでもSサイズでも作りますし、取手を長くとかこういう仕様で、とか、こんなご時世ですから、メールオーダーも承っていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

でも、実際に手にとっていただいて、あーだこーだ言いながらお客さんと二人三脚でモノを作る化学反応のような制作が実は大好きです。

早く気軽に会って話してできる時が来ないかな、と春を待つより待ち遠しいです。