キンキンに急いで。
2020年 05月 07日
普段はあまり”急いでる”オーダーは入らないコゼバッグですが、このGW中にどうしても仕上げたかったのがこちら。 4日くらい脳内設計図を展開して脳内縫製して、型紙のないバッグを一発OK(失敗したときのショックを考えると、材料の面でも時間の面でも失敗なんて絶対にあってはならない)すべく準備を重ね、アトリエの日に早朝より取り掛かった一品。コロナ禍で急遽始めたお弁当の配達をするためのバッグを、という依頼で、キンキンに急ぐ仕事でした。1週間遅れるとただでさえ落ち込んでいるであろう売り上げに影響が出る可能性を考えると、のんびりしていられない。 お弁当のサイズは決まっています。 自分ところの分以外にも、仲のいい飲食店の食べ物も一緒にデリバリーしてくれるし、なんならコンビニなどでのお買い物もOK。 あったかいのと冷たいのをバックパック に荷室を分けて入れられるように、お弁当のサイズを基準にコンテナを作ってもらい、そのコンテナを二段重ねられる大きさのバッグにしました。 一個のコンテナにお弁当は6個入ります。
作ってみて、そこが四角いと結局ウーバーイーツみたいな形になるんやな、と思ってしまいましたが、サイズ以外は結構自由に作らせてもらいましたし、辻さんがオーダーくれた時の余りの反射テープで”まーるく治まりますように”と丸く切った反射材を取り付けたりしました。 お弁当の重みもありますから、あんまりバッグにコテコテと色々つけちゃうと、デリバリーに支障が出てはいけないと、スペック的には最小限です。 依頼をくれたのは、西村鮮魚店 新町六角東入南側
お昼は魚屋さんで夜は飲み屋さんという異色のお店です。 飲み屋さんで出されるのは、もちろん魚料理。 お弁当は、聞いた限りとても美味しそうです。デリバリーエリアは、新町六角を中心に片道15分くらいのエリアだそうです。 自動車や原付ではなくて、”自転車で配達したい”ってところにグッときました。 デリバリーについての詳細はSNSで #IKEREBIKE で検索です。
久しぶりに型紙を作らずにバッグを作りました。 ドキドキしていい感じでした。 もちろん仕上がったバッグは、イメージ通り。 そしてもちろん喜んでもらえましたし、これからバシバシとデリバリーで活躍してコロナ禍を乗り切って、そしてその先にフードデリバリーのプロになりたいみたいな未来のある話ができて嬉しかったです。
by cosset-cosset
| 2020-05-07 05:01
| バッグのこと