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ファスナーの話。

2019年のコゼバッグ的新しいことといえば、”ファスナー”です。
現代においてファスナーなんて全然珍しくも画期的でもないのですが、コゼバッグはシンプルかつあっさりした仕様の自転車用バッグを作ってるので、ファスナーは付けない主義でした。
が、色々な偶然とチャンスが巡ってきたおかげでファスナーに俄然詳しくなり加工技術も習得し、詳しくなったからには”加工したい縫い付けたい”と思うようになった次第です。

加工と縫製は問題ないのですが、”使いやすいファスナーの追求”はまだまだ未熟です。使いやすさは人それぞれですし、YKKが作る(おそらく何万という組み合わせの)ファスナーの種類やスライダーと呼ばれる持ち手部分の大きさの選択が非常に難しい。普段使ってるファスナーの製品でも、”手にあってる大きさと形”は人それぞれ。なので、コゼバッグ的に”これが1番!”というものを選別することが難しいのが悩みです。
”シンプルかつあっさり”
というコンセプトにファスナーが適しているか、いまだに微妙なところがあるのが正直な心の声です。

ですが、ファスナー加工を始めたことでお客さんの選択肢はグンと増えます。増えることがいいことか悪いことか分かりませんが、選べるのはとてもいいことだと思います。妥協がなくなる。よりその人の”欲しい”にあった物が作れる。

加工を始めてみて思うのは、ファスナーのニーズが多いのはやはりトート型メッセンジャー。
ファスナーの話。_e0149587_05164385.jpeg
マチを完全に閉じてしまうタイプと、
ファスナーの話。_e0149587_05155162.jpeg
マチの両端を開けておくタイプ。
ファスナーの話。_e0149587_05161292.jpeg
どちらが使いやすいとかは、ワタシ個人の判断では分かりません。
ファスナーの話。_e0149587_05165142.jpeg
加工のしやすさでいうと当然どちらかに軍配が上がりますが、公に述べることではないような気がするので明らかにはしません。

マチを閉じるタイプのファスナーだと、スリや荷物の落下の心配が皆無になるので安心感は抜群ですが、ファスナーの耳の色によってはバッグの中が暗くなってトート特有の良さが失われてしまうデメリットも。
マチを開けるタイプはダブルファスナーにすべきかいまだに迷います。右掛け右利き、右掛け左利き、左掛け右利きと左掛け左利き、ショルダーベルトの左右を選べるコゼバッグにとって、バッグを背中から前に持ってきてスライダーを開けるその仕草がいかにスムースに運べるか、オーダーをいただいたお客さんといろいろ検討しながら作っていますが、これはもうダブルにした方が早いだろう、と最近は結論づいてます。
が、まだまだ迷走中。

ファスナーをつけてもバッグの口につけるカチッとは付いてきます。
ファスナーの話。_e0149587_05162168.jpeg
これがあるのとないのでは大違いです。
ファスナーの話。_e0149587_05163143.jpeg
不要であれば付けませんが、バッグに入らない荷物やジャケットをこうやって止められます。



ファスナー加工、マチを閉じるも開けるもどちらも2500円(税別)〜のオプションです。
ショルダーベルトの交換やそこ角の穴の修理と合わせてもお受けできます。

フレームバッグへの取り付けは、フレームバッグ自体が時価(ざっくりとバッグの大きさと作るのにかかる時間給プラス材料代)なので上記の2500円は参考価格です。
他のバッグへの加工はしたことがありません。


未開の地への挑戦はいつだってドキドキワクワクです。
来週20日からの東京展示受注会のお知らせにも”今年の新しいこと”に”ファスナー始めました”と書いておきながらもどこにも詳しくお知らせしていませんでした。
バッグのオーダーやお直しの参考になればと思います。


by cosset-cosset | 2019-12-12 04:50