右掛けと左掛け
2019年 08月 29日
コゼバッグのメッセンジャーバッグとトート型メッセンジャーバッグはショルダーベルトをたすき掛けするバッグです。
こちら、ワタシの11年もののトート。犬の散歩用ですが、逆に毎日持って犬の散歩に出かけています。コゼバッグ初期にグラミチの営業さんのバッグを作った際にグラミチのショーツを10数本お預かり解体して作った余りで自分の分を作ったので、コゼバッグで使用している帆布とそのカラーではないのですが、至る所穴が空いたり破れたりしている割にはそれ以上穴が空いたり破れたりすることなく毎日30分365日使っています。
よく”右掛けと左掛けはどう違うのか?”とオーダーの時に質問を受けます。
コゼバッグの7〜8割くらいのお客さんは左掛けです。
女性は5割くらい。男性に比べ右掛けが多いようです。
一概に、”右利きだから右掛け”ではないし、もちろん”左利きだから左掛け”でもなく、体のクセが一番右左に影響を与えているような気がします。
(写真にスマホが写って目障りかもしれませんが、スマホで画像確認しながらシャッターを押してるのでスミマセン。)
右の肩にかけます。
確かに、首だけひねって後ろを見ても、上半身をくるっと後ろに回してみる際も、右側から後ろを確認する際は確認しやすいです。
なるべく体に沿うように、右掛け左掛けでベルトの付け位置を変えています。
オーダーなのでこの割合ですが、量産される市販品では10割が左掛け用に作られているか、もしくはちょっといいバッグではどちらかへ付け替え可能なバックルが付いているようです。(それも難しいシステムでメカっぽく仕上げてある気がします)
最近は左肩が痛いので、左掛け用を右肩にかけて歩いてますが、ちょっとした違和感があるものの肩の痛みに比べればマシなので、それはそれでアリだな、と。
時々街で”左掛け用のメッセンジャーバッグを右掛けで背負っている”と言う視覚的に違和感満載な場面に出くわします。
メッセンジャーバッグを作る身としてはちょっとしたモヤモヤが残るものの、”きっとこのヒトも肩が痛いんやろな”と思うようにしています。
もしプレゼント用でオーダーされる場合は、相手の方の癖を十分に見極めるかもしくは、ショルダーベルトを右掛けでも左掛けでもできるように(その場合は若干背負った時に背中に沿わないけれど)するかですね。
右も左もいらんようにショルダーベルトなしのトートのオーダーを受けることも最近は多々。
それはそれでバッグ屋として嬉しい限りです。
by cosset-cosset
| 2019-08-29 05:13