山を越えてプールに通う春休み。
こんなにプールが好きならば、近くのスイミングスクールの春期講習にでも行ってくれればよかったのに。
と思うけれど、そういうのはイヤやと言うので仕方がなく後ろに乗せてえっさほいさと山を越えて向かう市民プール。

”ロングテールのインナーは使わない”と言うワタシなりのプライドをいとも簡単に打ち砕く上り坂を登れば、大人610円子ども300円の市民プール。
近くのゴミ焼却炉の熱を利用しているので、西京極の市民プールに比べれば付添人には優しい水温です。

ある時ふと気づいたのですが、門扉からの劇坂スロープを登らなくても、表通りから地下道に入ればプールの地下一階に直接イン出来ます。
山越えなので、自転車の人は滅多にいません。

実はワタシ、昔トライアスロンを始めた頃、アルバイトでスイミングスクールで子どもに水泳を教えていたことがあります。
小さい子は日本語が通じないから大きい子どもと大人を教える方に割とすぐシフトしたのですが、こんなに自分の子とプールにくるならば、もうちょっと真面目に幼児スイミングに力を入れておけばよかった。

そう言いながらも、幼児に必要な”水と友達”的な部分はクリアしたっぽい。

それにしても。
プールは楽しいとはいえ、山を越えてプールに来るのに30分鬼漕ぎして、そこから二時間”潜れ!””押して!””泳いで!”と言われるがままプールに浸かってるのは非常にくたびれる。じっとしてたらいくら温水とはいえ体は深々と冷えてくる。
いつかトライアスロンをもう一度やりたいなあ、と思って早数年。
三半規管か脳の平衡を司る部分か何かがシステム障害を起こし、昔は1500mを20分ほどで泳げたのに、今は50m泳げは目が回る始末。いつかこのシステム障害を克服してトライアスロン復活したいな、とプールに浸かりながら思う春休み。
子どもを乗せてこのプールに通う限り、なんちゃってトライアスロンに近いなと思ったり。
プライドを捨ててインナーギアを使ってしまってるとはいえ、まだ押し歩きしなくてもいいレベル。(反対の山越一条から登ってくる場合は、最悪の斜度です。あれを子どもを乗せて電動でなくて余裕の顔でプールまで登ってくる人は神レベルだと思う)
山越温水プール、オススメです。