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8年目の奉公。

写真記録を遡ること2011年11月。
契約しているコーヒ豆屋が毎週配達してくれていた頃の話です。
配達に際し、とにかく、たくさんコーヒ豆を入れられるリュックを作って欲しい、ということで、
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当時、コゼバッグにはバックパックのラインナップがなかったのですが、切らしては困る嗜好品を焙煎し運んでくれる彼らの願いを聞き入れ、その時できる最大の力を発揮して作ったバックパック。
ですが、使うマーボくんという配達してくれる青年は、SURLYの単純仕様の自転車ですら壊してしまう見た目のふんわり優しい系とは打って変わって油断ならない力を発揮するほどの自転車への情熱。果たして、ワタシの(丹精込めてるとは言え)バッグが彼の破壊力に耐えられるかものすごく不安だったのを覚えています。
まだ、当時はショルダーベルトを作る技術がなかったので、メッセンジャーバッグと同じ50mmベルト二枚合わせの単純な仕様。中はざっくり。本当にざっくり。大容量で10kg以上の豆も楽々運べると喜んでもらえました。

そして時は経ち。。。
コーヒ豆はコーヒ豆屋が配達するのではなく宅配業者に代わり頻繁に顔を合わすことはなくなったのですが、時々道で会ったり天神さんで会って喋ったり(そう、彼らは毎月25日の天神さんに店を出してるのです)してるうちに、もうちょっとああだったら、みたいな話が出るようになりました。
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で、この間(といっても大分前ですが)預かって、全体的にやれ過ぎて重心の下がってきたバッグを整えることに。
その当時良かれと思ってつけてたショルダーベルトを現行で作っているバックパック用のクッションの入ったショルダーベルトに付け替えてもうちょっと体に沿うようにし、荷室が広すぎるが故に広がって重心が下がってしまうバッグの口をキュッと絞れるようにし、8年目の奉公に出しました。


”あんまり自転車に乗ることはなくなったけれど毎日このチエちゃんの作ったバッグじゃないとね。バッグパックが歩いてるってよく言われるんやけれど、これじゃないと背中がしっくり来ないんですよ”と嬉しい言葉。
デストロイヤーマーボ君の背中で8年。我ながらいい仕事してると思います。
昔の、それももう型紙すらない不思議な形のバッグパックですが、いまもなお現役で愛用してもらえてるって本当に嬉しい。
この春から、宅配業者に代わりワタシが店にコーヒ豆を取りに行くスタイルをとるようになり、再び頻繁にコーヒ豆屋に会うようになりました。マーボくんはあんまりお店にいませんが、コーヒ豆のボスも遠征用に現役でコゼバッグを使ってくれてるし、自転車に乗らないけれど気に入って使ってくれてるって本当に嬉しい。
素材自体が寿命でダメならない限りはできるだけ修理は心がけたい。
(預かった時期がスギ花粉最盛期の頃で、修理に取り掛かったのはその1ヶ月後くらいだったのですが、バッグについてきたスギ花粉のせいで修理でバッグを動かすたびに花粉が舞って見えない季節外れのスギ花粉に殺されかけたのはいい思い出です)



この頃はいろんなコーヒー屋や焙煎屋が出現してますが、もう長い長い付き合いでワタシの口はコチラの味です。
ワタシにとって切らしてはならない嗜好品であるコーヒ(とウィスキー)と同じようになくてはならないコゼバッグ、と思ってもらえて嬉しいのです。

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by cosset-cosset | 2018-07-05 04:59