今日の本。
2012年 08月 24日
今日の本。
『僕らが死体を拾うわけ 〜僕と僕らの博物誌〜』
盛口満
ちくま文庫
780円+税
ええ、衝撃でした。おそらく、このブログをいつも見てくださってる方は、”コゼバッグ、動物の死体とかヘビとか載せすぎだぜ”と思ってたと思います。ブログに載せてる以上にもっと色んなモノを見つけて色んな物を拾ってきてるけれど、一番身近なツレが”チエさん、もうあまりこれ以上拾ってくるのはよくないよ。見てる人が引くよ”と優しく忠告してくれたので、あんまりなものは載せてません。ワタシはおかしいのか?誰のどこの骨かわからないまっすぐな白い骨をジャージのポケットに突っ込んで、考えながら走ったものです。が、この本には答えが書いてあった!
著者の山口さんは沖縄の大学の先生ですが、大学の先生になる前に埼玉県の学校に勤めてた時の話がたっぷりと載ってます。
パート1、パート2までは、動物の事(タヌキとヒミズがほとんど)が満載でグングンと読みすすめられるのですが、パート3は動物から虫の話に変わります。それも、ゴキブリがメイン。前にも書いたように、カチカチの光る羽の虫(甲虫類というらしいですね)は苦手なので、なかなかページが進みません。きっと、ワタシが虫を苦手と思うのと同様に、動物の死体を拾う事に抵抗があるヒトがいるはずだと、骨を拾ってしまう衝動の答えをしると同時にそんな事を思ったりもしてしまう本です。
いやいや、きっと興味ないヒトには全くないし、受け入れられない世界と思う事がギュギュッと詰まってます。
コゼバッグ、明日は定休日です。
by cosset-cosset
| 2012-08-24 16:06