今日の本。
2012年 06月 14日
今日の本。
『シカの白ちゃん』
岡部伊都子 文 飯村稀市 写真
筑摩書房
1143円+税
子供向けの本です。
奈良公園のシカで頭に白いフワフワの毛の生えた”白ちゃん”と名付けられたシカのお話です。
白ちゃんは1954年生まれ、1972年に死んでいますが、白ちゃんがシカとしてメスシカとして特別なシカだったというお話です。
子供の頃の白ちゃんの話は、どうってことない普通のシカの話ですが、大人の白ちゃんの話は、グッと胸に来る物があります。
最近、近しいヒトたちの間では
”シカをいかに捕まえるか”
”捕まえたらどうやって息の根を止めるか”
”そして、その後、どうやって捌くのか”
”食べる意外の部分をどう処理するか”
という談義がなされていますが、そういう邪なココロを抱く大人にこそ、一度このシカの白ちゃんを読んでもらいたい。
といいながらも、ワタシも何度も白ちゃんの話を読み返していますが、シカを食いたい欲望は持ち続けていますし、いざ捌いた暁には鹿革をなめしてもらって敷物にしたいと思っています。立派な角をもったオスのシカに山の中で出くわしたら、その角を今その場で落としてくれ!と心の中で念じたりもします。
邪なココロを持つコゼバッグ、明日は定休日です。
by cosset-cosset
| 2012-06-14 15:25