今日の本。

世界の夢の本屋さん
清水玲奈　　大原ケイ　著
エクスナレッジ
３８００円＋税


とても重たい本です。まるで図鑑のように。
欧米の本屋さんが載ってます。ただのちょっといい街の本屋さんなのかもしれないけれど、内装だったり品揃えだったりにコダワリのある本屋さんの写真と、そのオーナーや店員のインタビューが３３軒分載ってます。
”本屋さんのような壁一面の本棚”に憧れますが、この本の中にはすてきな本棚がめちゃくちゃ詰まってて、こういうふうに本棚を家の中に置けたらいいなと想像ばかりが膨らみます。（実際、うちの家もリフォームの時には壁一面の本棚を設計を担当した学生にリクエストしたのですが、予算と、非常識的な数の自転車の収納を優先するために本棚は諦めざるを得ませんでした。私がここに壁一面の本棚をと予定していた所には、８台分の自転車のためのスペースになっています）


ショップオーナーのインタビューでは、ほとんどのオーナーが本に対する愛情と書店のあり方について語り、そして、あんまり儲からないと言っています。

なかなか日本には、この本に載っているような”本のセレクトショップ”的な本屋さんが少ない気がします。文化の違いかもしれませんが、本屋さんで店員さんに”読むべき次の本”を尋ねる事って、ないですよね。本の帯やポップを見て自分で本を探す事がとても多い。きっと、”本のセレクトショップ”は難しいんでしょうね。京都には有名な恵文社一乗寺店がありますし、ガケ書房もありますが。
うちの近くの千本通は、今出川辺りから丸太町にかけて、信号と信号の間に１軒あるんじゃないか？というくらい本屋さんの激戦区です。が、ものすごく小さい店舗で週刊誌メインだったりしますし、今年に入って２軒の店がなくなりました。アマゾンや街の大型書店がはとても便利ですけれど、もっと地域に密着していていい本を紹介してくれる本屋さんがあったらいいなと思います。


明日は、コゼバッグ定休日です。
やっと晴れそうなので、畑に肥料を撒いて耕しに行ってこようと思います。畑のための７０kmほどのサイクリングにだんだんと気持ちが慣れてきました。あとは体力を追いつかせたい。