コーデュラで
2012年 01月 18日
コーデュラを、しばらく前から各色用意し、オーダーいただければコーデュラでもバッグを制作するようになりました。
通常、メッセンジャーバッグは、メッセンジャーが業務で使うもの。
雨の日も風の日も、暑い日も嵐の日も自転車で空の下をデリバリーする中で、やはりよりタフに使えて長持ちするよう、主にコーデュラナイロンが使われるようになりました。そのコーデュラの中でも、より厚くより丈夫な1000デニール以上の生地は、分厚くてどこかに引っ掛けてもめったに破れません。
コゼバッグは、主にアウターは8号帆布を、インナーは、ターポリンの中でも一番薄くて軽い物を使っています。
普通の人が、普通に使うには、コーデュラはゴツすぎる。ゴツすぎるコーデュラは、逆に洋服の生地を痛めてしまう恐れがあります。(実際、メッセンジャーをしてた頃はTシャツの背面はバッグとの摩擦で毛玉だらけ。冬用アウターでさえも背中の反射テープがすり切れてました。)普通の人が普段の生活で使うには、 ちょっとtoo muchなんじゃないか?と、いう理由が主です。まあ、それ以外にも理由はいくつかありますが。。。
ただ、やっぱり、”いわゆるメッセンジャーバッグと言えば”的なバッグを求めてらっしゃる方もいる訳で、コゼバッグらしさを損なわない生地を探し始めたら、”コーデュラポリエステルがいいんじゃないか?”と生地メーカーさんから薦めてもらい、まずはツレに背負わせてから昨夏より近しいヒトたちで試してました。
織ってある繊維が細いため、軽くて丈夫でありながら、同じ強度のコーデュラナイロンより洋服を痛める原因となる摩擦が少ない。そして、防汚加工が施してあるから、汚れが付きにくい。いいとこ尽くめな感じがしますが、逆に付いてしまった汚れ(特に油汚れ)が取れにくい弱点があります。
生地の値段は、8号帆布に比べたら若干高めです。
が、帆布の場合は、帆布そのままを裁断してバッグにすると、濡れた後に縮みます。これはデニムなどの綿製品の特徴で、最大で5%縮みます。メッセンジャーバッグに仕立ててしまうと、インナーのターポリンは絶対縮まないので、濡れて乾くとアウターとインナーでズレが生じてしまいます。なので、コゼバッグは帆布は必ず湯通しをしています。この湯通しの手間を考えると、若干値段高めのコーデュラポリエステルも、コスト的にはだいたい同じくらい。と思います。

こちら、そのコーデュラポリで作ったメッセンジャーのSサイズ。

こちら、8号帆布で作ったメッセンジャーのSサイズ。
帆布は使い込んで行くうちにどんどん自分に馴染んで行くのが分かって、経年変化が楽しめますし、コーデュラポリは、”らしさ”やスポーツ感あふれ、そしてその軽さに驚きます。
光の下での生地感も違うし、もちろん手触りも全然違います。
どちらも好みの問題なので、どちらが良いとか悪いとか、それは人それぞれでしょう。
どちらで作るか悩めるのも、オーダーだからこそだと思います。
長く考えながら書いているうちに目が痛くなってきました。
もっと細かな特徴がたくさんあるのですが、今日はここまで。
通常、メッセンジャーバッグは、メッセンジャーが業務で使うもの。
雨の日も風の日も、暑い日も嵐の日も自転車で空の下をデリバリーする中で、やはりよりタフに使えて長持ちするよう、主にコーデュラナイロンが使われるようになりました。そのコーデュラの中でも、より厚くより丈夫な1000デニール以上の生地は、分厚くてどこかに引っ掛けてもめったに破れません。
コゼバッグは、主にアウターは8号帆布を、インナーは、ターポリンの中でも一番薄くて軽い物を使っています。
普通の人が、普通に使うには、コーデュラはゴツすぎる。ゴツすぎるコーデュラは、逆に洋服の生地を痛めてしまう恐れがあります。(実際、メッセンジャーをしてた頃はTシャツの背面はバッグとの摩擦で毛玉だらけ。冬用アウターでさえも背中の反射テープがすり切れてました。)普通の人が普段の生活で使うには、 ちょっとtoo muchなんじゃないか?と、いう理由が主です。まあ、それ以外にも理由はいくつかありますが。。。
ただ、やっぱり、”いわゆるメッセンジャーバッグと言えば”的なバッグを求めてらっしゃる方もいる訳で、コゼバッグらしさを損なわない生地を探し始めたら、”コーデュラポリエステルがいいんじゃないか?”と生地メーカーさんから薦めてもらい、まずはツレに背負わせてから昨夏より近しいヒトたちで試してました。
織ってある繊維が細いため、軽くて丈夫でありながら、同じ強度のコーデュラナイロンより洋服を痛める原因となる摩擦が少ない。そして、防汚加工が施してあるから、汚れが付きにくい。いいとこ尽くめな感じがしますが、逆に付いてしまった汚れ(特に油汚れ)が取れにくい弱点があります。
生地の値段は、8号帆布に比べたら若干高めです。
が、帆布の場合は、帆布そのままを裁断してバッグにすると、濡れた後に縮みます。これはデニムなどの綿製品の特徴で、最大で5%縮みます。メッセンジャーバッグに仕立ててしまうと、インナーのターポリンは絶対縮まないので、濡れて乾くとアウターとインナーでズレが生じてしまいます。なので、コゼバッグは帆布は必ず湯通しをしています。この湯通しの手間を考えると、若干値段高めのコーデュラポリエステルも、コスト的にはだいたい同じくらい。と思います。

こちら、そのコーデュラポリで作ったメッセンジャーのSサイズ。

こちら、8号帆布で作ったメッセンジャーのSサイズ。
帆布は使い込んで行くうちにどんどん自分に馴染んで行くのが分かって、経年変化が楽しめますし、コーデュラポリは、”らしさ”やスポーツ感あふれ、そしてその軽さに驚きます。
光の下での生地感も違うし、もちろん手触りも全然違います。
どちらも好みの問題なので、どちらが良いとか悪いとか、それは人それぞれでしょう。
どちらで作るか悩めるのも、オーダーだからこそだと思います。
長く考えながら書いているうちに目が痛くなってきました。
もっと細かな特徴がたくさんあるのですが、今日はここまで。
by cosset-cosset
| 2012-01-18 23:30