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Cosset-Bags


by cosset-cosset
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最近のコゼバッグ

最近のコゼバッグは、イレギュラーな仕事がやや増えてます。
まず、
最近のコゼバッグ_e0149587_1253589.jpg

スボンのお直し。
自転車に乗るとサドルの相性などが原因でお尻が破れます。
そのお直しです。
洋服屋さんのように美しく仕上げるのは難しいですが、破れた穴を塞ぐ、補強することならば可能です。
どうぞ遠慮なく。
。。。と言いたいですが、預かったズボンは6本ありまして、で、そのズボン、なんとすべて一本あたり4カ所の穴があいてました。
まず、股の部分が右と左。
で、肝心のケツの部分が右と左。ココは破れていなくてもかなり生地がすり減って、すかしてみると向こうがスケスケだったりします。破れてすかしてみなくても向こう側が見えるようになるのは時間の問題なので、補強します。
もし自分が洋服を作る人間だったら、ぜったいココは補強を入れてやる。それも3倍増しで。
そう誓いたくなるほどのかわいそうな破れ方。
お直しの値段は、一本いくらよりも穴の数で値段を決めようかと考え中です。

ほかすより、もう少しズボンの寿命を延ばしたいなら、コゼバッグへ。


話は変わってコチラ。
最近のコゼバッグ_e0149587_12144997.jpg

メッセンジャーバッグです。
コゼバッグにはない生地です。
特に右の一番前のフラップ部分に来てるのは、目に見えます。
これはもともと大きな大きな屋外広告でした。
その大きさは、5メートル×20メートル。
半端なくでかい事だけは想像のつく大きさです。
このカバンのお客さんはこの大きな大きな広告をデザインした方々です。
広告ですから、一定の宣伝期間を経た屋外広告はただのゴミになります。
自分たちでデザインした巨大な広告のデザインを活かしたいと相談を受けました。
でかすぎる広告はコゼのアトリエで加工するにはでかすぎます。
なのでまず、デザイナーたちは5×20メートルのデザインの中から、それぞれの使いたいパーツに切り分けてくれました。
切り分けられた生地を使ってワタシは、フライターグ兄弟になりきって、オーダーの数を作らせてもらいました。
とても楽しかったです。
お客さんにとっても、コゼにとってもとても思い出になる仕事となったはずです。

こんな感じで、針仕事を生業とするコゼバッグです。
自転車用カバン屋ですが、旧アトリエのあった東京の古美術上田からは、未だにただの縫製屋としての依頼がやってきます。
カバンのオーダーだけじゃなく、この”ほつれ”、なんとかならんかなというのもどうぞ相談してみてくださいな。


余談ですが、今朝、ウチのイヌは、自らエクストラサイクルに乗り込むという偉業を成しました。
これは、幼少期より行った自転車英才教育の𡴭ものであります。
飼い主として、今日はこの上なく幸せです。
by cosset-cosset | 2011-02-16 12:38