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檻にかかったのはイヌだった。

京都は今、紅葉まっさかり。
京都に暮らすと、観光地から自然と足が遠のきます。
が、生活圏に観光地は必ず含まれるため、ひしめくヒトたちが視界に入ってきます。
スカッと晴れる秋晴れの空。そして、色づく木々。
とても美しいです。

いつもいくイヌの散歩道も例外ではなく、紅葉狩りに出向くヒト、ハイキングするヒトたちで、滅多にヒトとすれ違わないような山道でも遠くから”リンリンリン”と熊よけの鈴を付けたヒトの気配を感じます。

そうだ、グッと近くの林道を目指そう。

ワタシとイヌは連れ立ってグッと近くの林道へ。
天気がいいから遠出をしよう というヒトの心理とは真逆の行動に出れば、我々(ワタシとイヌ)はきっと気持ちよくいつもの”冒険”と称す散歩に行けるだろうという試みです。

檻にかかったのはイヌだった。_e0149587_11153776.jpg


というわけで、いつもよりもグッと近くの林道へ入っていきます。
イヌ、しつけ教室のかいもむなしく、拾い食いのクセは直りません。
そして、残念ながら、山中に仕掛けられたイノシシのエサを見つけ、仕掛けの檻にぐんぐんと入っていってしまったのです。。。


檻にかかったのはイヌだった。_e0149587_1114934.jpg


イノシシの仕掛けの檻に入り、夢中で米ぬかに隠されたエサをむさぼり食うイヌを見たワタシは、軽いパニックです。
もし、檻の中のストッパーに触れれば、たちまち檻の入り口の柵は閉まるだろう。
そして、イヌ、出て来いと必死で名前を呼ぶも、イヌはイノシシのエサを食う事に必死で、さらに、このウマいエサをとられまいと、檻の中へぐんぐんと入っていきます。

愚行。

まさに、その言葉通り。
たぶん、こんな感じでイノシシは仕掛けにかかるのだろう、というのを間近で見ました。
たまたま近くにいた林業のおじさんに檻のストッパーを押さえていてもらい、イヌを引っ張りだすワタシ。
イヌの首輪をつかむその手が震えていたのは言うまでもありません。
ワタシ、イノシシの檻を間近で見たのは初めての経験です。
もし、入り口の柵が”ドンッ”と降りたら、どうしたらいいのか?今でも考えるだけでぞっとします。

思いのほか、日々の生活圏から近いところでの出来事です。
林業のおじさん曰く、「ま、めったにイノシシはかかれへんけどな。」という事ですが、、、危うくうちのイヌはかかりかけました。
冷静に考えてみると、散歩中に散弾銃の弾を拾い喜ぶワタシですが、散弾銃の弾が落ちてるという事は、そこで狩猟が行われている証であり、もしかすると、うっかりうちのイヌなんて子鹿と間違われて撃たれたりする可能性もゼロではないという事で。。。

京都は暮らしと山の自然がごくごく密接な場所である事が身を以て理解できました。
しばらく山への冒険は控える事にします。

といいながら、翌日になり、冷静さを取り戻したワタシは、またいつか、誰かが檻にかかった時のために、その”檻”の仕組みを理解しておく事できっと何かの役に立つであろうと、再び同じ場所へ行ったのです。(イヌ無しで)
今日のブログの写真は翌日に改めて落ち着いて撮った写真ばかり。

前日に檻の中にたっぷり仕込まれていたエサはすっかりなくなってました。(つまり誰かが食べたという事)
まあ、そんなもんです。
落ち着いて周りを見渡せば
檻にかかったのはイヌだった。_e0149587_11205992.jpg

ハッとするほどきれいな光の加減を見つけたり、
檻にかかったのはイヌだった。_e0149587_11214571.jpg
唐揚げにしたらおいしそうな奴を見つけたり。


無難さとは安全を少しだけ約束する物で、ちょっとした冒険心はちょっとだけ寿命を縮めるようなドキドキ以上の心臓の鼓動を味わえます。
どうぞ皆様、秋の紅葉狩りではくれぐれも気をつけて。
by cosset-cosset | 2010-11-22 11:31