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Cosset-Bags


by cosset-cosset
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今日は10月27日で。

始まりましたよ コゼバッグ展覧会が!

今朝 昨日オープンしたばかりの美容室「eida」にモノを納めてきました。
美容室の「あー どんな髪型にしよかな」と迷いながら待つスペースに置いてあります。
今日は10月27日で。_e0149587_1234388.jpg

チラっとですが、こんな感じです。

今朝 美容室に納めた後、生地屋さんへ生地を取りに行き、雑談をしてきました。
生地屋のおじさんは ちょっと前にモーターショーへ行ったそうです。
そして、日本の敗北を確信したと言ってました。
その生地屋さんは一般の方向けのお店です。つまり、業者向けではありません。ワタシのように一人だったり、少人数で経営している作り手に親切なお店です。
なので、おじさんは、
「価格や商品のクオリティでは、日本はもう中国には勝てない。逆にウチにくるお客さんは一人でコツコツ作っているから、以外と大丈夫かもしれない」
と言ってました。

ワタシはそのときまで中国が自動車の生産でがんばっているなんて知りませんでした。アパレルの多くは工場が中国へ行き、そして、アパレルの生産に伴う資材などの生産も中国へ行き、そして、生産に必要なミシンなどの多くも中国へ行ってしまい、ワタシの仕事に関係する業者さんも、「もう商売上がったりですよ。。。」と嘆いている声を聞きます。

大量生産大量消費の時代。だからこそ低価格が実現し、安いものを身の回りにまとい、たくさんのモノを安く手に入れた事で満足する。そういう安い人たちのあふれる時代なのかもしれない。
モノというのは、本来ヒトの手で作り、ヒトの手で売られてたのに、いつの間にかこんな残念な時代に飲み込まれてしまった。
だからこそ、ワタシみたいに、無骨ながらも一つ一つ大切に、そして対面で作る事、売る事にこだわる事も大切なんだと思う。
たくさん作れないし、ココまで来なきゃ手に入らないから、多くのヒトの手に渡る物じゃないけれど、それでも昔のモノの作り方は本来こうだったと思う。
ワタシは一人だからこそ、そこにこだわりたいし、それを理解してくれる人たちにカバンを使ってもらいたい。


今回の展覧会の会場にはワタシはいません。
しかし、会場の美容室eidaには「自転車が好き!だからコゼバッグを展示したい」 という思いを熱く伝えてくれたeidaのスタッフさんがいます。



ヒトからヒトの手へ。



そういう仕事がしたくてこの仕事を始めたのだと再確認した今日なのです。
もし、お時間があれば美容室「eida」へ行ってみてください。
11月1日までやってます。
by cosset-cosset | 2009-10-27 12:57