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2017年 07月 07日 ( 1 )

糸偏。

この春、いつも帆布の水通しをお願いしていた染工場さんが廃業されたことをきっかけに、また家内制手工業へ戻りました。
工場さんが廃業される前に水通しした帆布をかなりストックしていたものの、色によってはそろそろ在庫が怪しくなり始めたので、天気のいい日は水通し。
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実は、廃業宣言は京都に来て2度目。
もともと大きな染工場にお願いできるような依頼量ではないので、小さな小さな工場(でも多分20~30年前は職人さんがたくさんいて活気溢れてたであろう工場)にお願いしたのですが、小ささゆえに親方のおっちゃん一人のさじ加減で(と言うか体力と気持ち次第なのかもしれませんね)あっさり廃業。カケル2度目。
”ごめんな、次やってくれるところ探してな”と。。。
水通しと言いながらお湯通しして、25mでも50mでも機械にかけて、それだけ長い帆布を干し場で一気に大型扇風機で乾かしてくれるのはありがたかった。
自分でやるようになってつくづくおっちゃんのありがたさに気づきます。
コゼバッグにおける帆布はどうしてもコーデュラの波に押され立場が小さくなりがち。
もう工場にお願いするのはやめました。(もし大きな仕事がくれば考えます)

梅雨時期はなかなか水通しができないのですが、夏が来ればアリのように一年安心して仕事ができるようせっせと水通し。

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最近、写真を整理してたのですが、これはコゼバッグ2009年。東京時代。
建て替えによる退去を迫られ、住民の少なくなった集合住宅は非常階段に帆布干し放題でした。
あの頃はコーデュラという選択肢がなかったので、東京のカラッとした空の下、せっせせっせと水通ししてた記憶があります。


京都の糸偏の厳しさを物語る帆布の水通し。
本来なら水に通す必要はないのかもしれませんが、水に通すことで帆布は5〜7パーセント縮みます(コゼバッグ比)。もしお客さんがバッグを使っていくうちに洗った場合、内側ターポリンは縮みませんので外側帆布だけ5パーセントも縮んだら、、、と想像すると、やっぱり手を抜けない水通し作業。

京都の糸偏、厳しいですね。
職住一体となった工場に残るあのすごい機械は一体どうなるんだろう、(実は着物だけじゃなくてアパレル系のすごい工場だったんで)と思ってるうちに、きっとあっさりマンションが建つんだろうなと思うと怖くて工場の前は通れないのです。





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by cosset-cosset | 2017-07-07 04:57